今回の稽古場日記、楽屋日記はある人物のネタでいっぱいになると予想されます。
新人なのにこの話題性
恐るべき天然

やつの名は…杉本太郎

2006の彼に乞うご期待!

ほんちゃん

稽古中は大変多くの怪我に恵まれました。
最初は足突っ込むのではなく、持っているバケツを落としそうになり一人で慌てるというものだったんですが・・・。
その頃の稽古、何故か一人で慌てるどころか、
一人でズッコケまくってました。
時にはヘッドスライディングまで・・・
理由は、自分でもさっぱりわかりません・・・。
そんなものですから稽古が終わると
ヒザヒジやら流血です。
足を突っ込むというのに変更になった後も、
バケツのふちにスネを強打したりと
本当に傷だらけになりながらの稽古でした・・・。

たろう

プロンプター…演劇で陰で俳優に台詞を教える人。
今回の僕の台詞の量は、自分の許容量を超えていました。

当然のように…台詞は中々頭に入りません。
其処彼処からの
プロンプターの教えてくれる台詞では…
稽古は集中出来ません。
プロンプターが端っこや目の前に居ると…
芝居が小さくなってしまいます。

そこで僕は…
プロンプターを演出家の座っている中央の席に陣取って貰いました。
これならば
プロンプターを探す事なく…
動きも正面中央が必然と多くなります。
理想的な稽古が出来ました。
そんな
プロンプターの方が、僕より声を出す稽古日もありました。
僕のメチャメチャな台詞を整理しながら、頭を悩ます
プロンプターもいました。

そこで僕は…
プロンプターの方に休憩中に摘まんで貰おうと…
お菓子を用意しておきました。
しかし誰も手を付けてくれません…太郎隊員以外は。
彼の
プロンプは厳しいです。

「ここの助詞を間違えると意味が変ります」
「その語尾では相手は受けられません」
「もう一回台本を読んだ方が良いです」等々…
菓子を摘まみながら言います。

そんな厳しい
プロンプターたちの力で…
取り敢えずは台詞は覚えられたのです。

おのけん

稽古中、疲れてくるとよく奇声を発する杉本隊員。
(疲れなくても発しますが…)
ある日、ついに「神」の名を叫びました!

「ジョモ〜ッ!!」と。
稽古場は騒然となりました。

「神だ!太郎に神が降りた!!」

そして、彼はまたもや奇声を発しました
「アドゥ〜!」
稽古場はさらに騒然!
「おぉ!ジョモ神への祈りの言葉だ!!」

そして、稽古場にいた隊員全員が手を合わせ、祈りの言葉を捧げるのでありました。

「アドゥ〜〜〜〜〜」

たかすぃ

代役のたろー。何をやっても大爆笑の嵐でした。
笑いに厳しい永野さんがツボに入ってしまうほどの
アードゥー神様
林檎の変わりに凍らせたみかんをつかった瑞樹さんが、みかんに「林檎」マジックで書いて、太郎の顔になすりつけ・・・
顔が黒くなったたろーに共演者は爆笑でした。

代役のゆかさん。
主に、本田さんの役、面白可愛い感じでしたw

みさき

『女性専用車両』の事を、
『ジョンソン専用車両』だの
『女性占領車両』だの…。
確か、隊長の言い間違いでしたっけ?

さっきー

稽古中はいろいろな人の代役をやらせてもらいましたが・・・
ちんぴらの代役をやった際、小野さんから「ヤク中」という
不名誉なあだ名を頂きました・・・。
僕なりに
眠たいときの怒りとかを表現していたのですが・・・。
怒りの叫びが何言ってんだかわからない、
奇声になっていたようで、
その日の稽古は「ヤク中」呼ばわりでした・・・。

たろう


稽古中、本田隊員は、自分の出番が来るまで
テンションや心拍数を上げるため運動をしています。
それは、出番の直前になると、どんどん
ヒートアップ!!
「バタバタバタ!」「ドタドタドタ!」周りを気にする様子はありません。
後に、テンションを上げられない、
新人の斉藤(隆)隊員も、
本田隊員に倣ってドタバタドタバタやるのでした。

たかすぃ



今回は新人3人がチャッター初舞台になることになったんですが、
『凄いなこいつら』と思わせることがありました。
その中のいくつかを話したいと思います。

斉藤隆史はとにかく顔がコワイのです。
演出家が注文をつけたりダメだししたりすると
『何いってんのこいつ』というような顔でにこちらに威圧をかけてくるのです。
そこで、たかスィ(斉藤だと瑞樹が、たかしだと出村が振り返るので)に
何か言いたいことがあったらはっきり言って、そんな怖い顔しないでと言うと、一言…
『エッ、僕はただ、今言われていたことにどうしようか考えていただけなんですが。』

杉本太郎はとにかく変!
稽古中に奇声をあげたり、変な言葉を発したりと色々なことをしてきましたなかで、こんなことがありました…。
芝居中に太郎の手がどうしても落ち着かなく気になったので注意して稽古を再開したとたん、
『アドゥーッ』と叫び、上を見ながら何かにお祈りをしているかのような素振りをみせたのです。

太郎に何今の?と聞くと…

『何でもありません』

富澤みさきは先輩をあごで使います。
みさきは今回小道具を担当することになったのですが、初めてのことなので最初のうちは相談にのってこうしたらとか、
この方がいいんじゃないとかアドバイスをしていたのですが、ある時こんなことがありました。
今回の小道具で最大の見世物『飛ぶ!鉢植えの花』をどうやって作るか?
という話の時にいつものようにアドバイスをしました。
そしてみさきが材料を買ってきました。うまく出来るかな?と思ったのですが、
自分の用事もあったので自分の作業をしようと思った矢先…

『はい、せいじさん材料!』


そんな3人に僕から出る言葉は一言…
『新人だけに新人類』なんつって!

せいじ




今回の衣装あわせも大爆笑の渦でした。
しかも全然関係ないところで。。w
犯人役の斉藤たかすぃ。
スーツに身を包み、登場してきた彼ですが、
実は当初、かなり奇抜な衣装になっていたんです。

黒のあみあみぴたぴたトップスに、
太ももまで見える、サイドが編み上げのぴたぴたパンツ。
羽織ってるのはシルバーのライダースジャケット。

しかも、ほぼ
『荒井さんの私物』!!
(しかも普段普通に着ているものだったりします。)

これがおかしな位、似合うから不思議なんです。
途中からは衣装あわせ関係なく、
着せ替え人形と化していたたかすぃ。

その日は女性キャストの衣装決めの日だったのに
誰よりも着替えてたんじゃないかなぁ?w

でむさん以上に『異邦人』だったたかすぃでした。

ゆかっちょ

衣装にはいつも苦労します。
普段着の様で、普段とはちょっと違うスタイル。
ちょっと、派手だったり、ちょっとスタイリッシュだったり。

そして、出演者それぞれの見た目のイメージが
かぶらない様に色味もかぶらない様にしなければなりません。

そんなこんなで、衣装決定まで必ずファッションショーが繰り広げられます。

みんなが持ち寄った服を、あーだこーだと組み合わせて、
決定していきます。

このおかしな人には、細かい解説はいらないでしょう…。

残念ながら、顔の濃さに勝てる服がないということで、
この衣装はボツになりました(笑)

っていうか、ちっとも普段着ではない...。

でむ

今回、いろいろ新しく始めた事がありました。
ファンクラブのギャングスター
ロゴ&マスコットキャラクター
グッズ

稽古の合間をぬって様々な事が進んでいきます。
新人の斉藤隆史(あだ名はたかすぃ)クンは
とても真面目なやつです。
あんなごっつい顔してとてもしっかりしてます。
その彼がギャングスターの担当になりました。
会員の方にお送りする会員証も彼が頑張って作ってます。
でもね、その姿が…

妙に微笑ましいんです。
細かい作業好きなんだねw

ほんちゃん



新隊員のみさきちゃんが小道具担当だったんですが、
一部で騒がれているように、確実にB型なんですよ!
(…ってB型のゆかが言うのも微妙な話ですが。。)

小道具を一生懸命、作成してくれるのはありがたいのですが
全て出しっぱなしなんです!

使った道具も作りかけの小道具も。。
自分が着ていた稽古着も!
しかも色んな場所に、点々とですよ!w

本人いわく「何かをやっている最中に違う話が始まると
最初にやってたことを
すっかり忘れてしまう」らしいんですよ。
これってあきらかにB型ですよね〜。

ゆかも実際、同じ匂いがしますw

本番中も楽屋でアイロンをかけている時に何か違う仕事の話をされると、
すっかり
アイロンアイロン台も忘れてしまうんです。

あ〜ゆかだ!あ〜またゆかです。。!

という状況が毎日繰り広げられていました。

お互い気をつけようねvみぃちゃん☆

ゆかっちょ


新人の富沢みさきくんは、物をだしっぱなしにする天才です。
今回の稽古期間中、彼女は数多くの物忘れ伝説をつくりあげました。

脱ぎ捨てたジャージ。
作り途中の小道具。
自分売りのチケット。
etcetc…。

そんな、季節柄(?)
稽古場に靴下が忘れ去られていました。

劇団員誰もが、みさきを頭に思い浮かべます。
「またか...。それも片方だけ...。さすがはみさき...。」

その日の稽古場のど真ん中には、その靴下が残されました。
靴下の輪郭を白いティッシュのこよりで囲まれ、あたかも、
殺人事件現場の様に…。

当然、みさきがぎゃーーーーっと叫んで
靴下を保護するものと誰もが思った次の日。
なんと!その靴下がみさきのモノではない事が判明!?

み「あっし(あたし)じゃないれすよ〜ヒドイな〜皆さん〜。」
全「(じゃあ、誰のものなんだろう...。)」

みさきの抗議は軽くいなされ、問題の靴下は、
永久氷壁に封印すべく、なぜか冷凍庫に保存されました。
もちろん、ちゃんと袋にいれられて…。


数日後、持ち主が判明。
それは…。

小野さんでした!
家に帰ったら、片方ないので探していたそうです。

それでも、みさきのだしっぱなし伝説に揺るぎはありませんがね。

でむ



5thの稽古で一番印象深いのはやはり、自分自身のふくらはぎの肉離れですね。
12月入るちょっと前からなにやらふくらはぎが痛くなってきて、あまりの痛さに耐えられず、稽古場の近くの病院にいったんです。

するとお医者さんが、「多分肉離れだね〜」なんてことを言ったんですよ。
ベッドにうつ伏せになり超音波をあてられたんですが、お医者さんの反応がすこぶる悪いんです。
時折足を押して「ここ?ここは?」と聞いてくるんです。
こちらは全体的に痛いので「痛いですね…」くらいしかいえないんですが、
どうやら
あまりに太く超音波が届かなかったらしいのです。
だからお医者さんも「多分ここが切れてるね〜」みたいに言うんですよ。
いやー自分の肉体のすごさにびっくりしましたね。

「超音波に勝った男」

ん〜〜いい響きですなー

みずき


ダイエット。
女性なら一度は決意をする。
ダイエット。
しかし、継続するのはなかなかに難しい。
ダイエット。
それは自分との戦い。

そんな戦いに…

本田、勝ちました〜!!

今のところ

目標は体重5キロ減。
2ヶ月で目標達成しましたよ、奥さん!
いやぁ、今まで穿いていたパンツが一回りゆったりすると
そりゃあもう感動です。ダイエットが苦じゃなくなりました。

僕は
食事制限をしました。
1.甘いものを控える。
2.夜遅くに食べない。
3.炭水化物を取らない。

2と3はなんとかなったんですが、1が辛かった。
何が辛いってこの時期は…

コンビニにお菓子の新商品が目白押し!!

もうね、コンビニのお菓子コーナーを見ないようにするのが大変でした。

しばらく、ダイエット続けてみます♪

ほんちゃん


今回の公演では小野さんが出ずっぱりだったんですが、
11月中ぐらいに初めて通し稽古をした日に帰りの車で
小野さんからこんな相談を受けたのです。
『せいじ、芝居中どこかで飲み物を飲めないかな?』と…。
そうなんです!出ずっぱりのためにやってる途中で
のどがカラカラになり言葉がうまくしゃべれなくなってしまうことに
小野さんは気づいたのです!!
どこで飲めるか!?難しい問題でした。
色々案は出ました。例えば…

Q,
浮浪者(瑞樹)に持たせてそれを飲むか?
A,それだと早すぎて喉が
乾いてない

Q,
若い男(大輔)に持たせてそれを飲むか?
A,それだと遅すぎて
手遅れ

結局会社員(本田)が携帯を掛けるので
見張りに行くというシーンで飲むことに決定したのです!
…が、これがなかなかうまくいきませんでした。
飲むのはいいんですが、お客さんにはわからせないのが
条件なのに戻ってしゃべろうとすると、第一声に
『うんあー』とモロに飲んで出てきたのがわかる音を出す始末。
これが12月頭ぐらいまでうまくいかず、本番の時に出るぞ!
とずっと心配でした。

は〜…大丈夫かなと思っていましたが本番では
さすがは小野さん!
一回も出ずに無事、幕を降ろしたのです。

そんな小野さんに
『大変良く出来ました』

せいじ

おのさんの給水タイム〜の給水タイム、
当初は三回の予定。
稽古中は給水タイム付近になると
スピードアップしていた小野さんでしたw

みさき



デムと私は姉妹???

1stからご覧になってる方、又過去の楽屋日記など読んでる方はもうご存知でしょうが、
毎回本番になると、日本人役のはずなのに何故かやたらと彫りの深いシャドーを入れ、
白塗りし、シリアスなシーンだというのに、どの相手役もデム君の顔を直視できず、
笑いを堪えるのに必死という、反則技を使ってくるデム君。

そんな日頃から舞台メイクに定評?のあるデム君。

なんと今回は役作りとして、正々堂々と舞台メイクが出来るようになりました〜。
パチパチパチ〜!おめでとう!(そして相手役の方、ご愁傷さま〜)

107の様にお客様と距離のある舞台の時は別ですが、アイピットぐらい近いと、
男性陣のメイクはホントごくごく簡単なものになるのが常です。
それが、演出家からお墨付き?を頂いたデム君。
ちゃんとしたメイクをするにあたり、私の所にメイクの手順、道具の揃えを依頼にきました。

今回は念願の白塗り?も、ちゃんと出来るよう、ファンデから何から肌色が白目の私のメイク道具をお貸しします。
(因みに今回の私は、日常使ってるメイクにテープや頬紅を上乗せしたぐらい)

そして、稽古場で手順や書き方の見本として、まずは私がデムの顔に普通の女の子メークを施していきます。
コレをもう少し派手に、濃くしていけばいいのね〜なんて。。。

人の顔ってカキにくいんだよな〜いいながら、ファンデを叩き込み、アイラインを引き、
シャドー、マスカラ、頬紅、眉、口紅、と、手順やポイントを説明しながら一応普通よりちょっと舞台向きのメーク完成。


と・・・・

出来上がった様子を隊長とゆかが見て何やらヒソヒソ。本ちゃんも輪に加わってヒソヒソ。
次々と皆が私とデム君を遠巻きに見ながらヒソヒソ。


イヤな感じです。。。
な、な、何?なんなの〜????


二人してキョトンとしていると、


「同じ顔だ〜〜!!」

「姉妹みたい〜〜!!」

と声があがります。


丸顔と細面?二重と一重の細目なのに、どこが姉妹なんよ〜?
だいたいなんでデムなんかと。。。(イヤ、失礼)

いつも自分が描いてるラインでデム君の顔描いてたら、不本意ながら同じ顔になってしまったらしいです。

同じ顔って・・・
私、こんな顔なの???

ま、同じメイクさんだとモデルの顔が似てくるっていうし。。。


しか〜し!!!

今回本番で皆さんが見てしまったデムのメイクは、私が教えたものとは全くの別モノです。あしからず。
通し稽古の中、日々着々とデム色を投影していく異邦人メイク。

照明さんや他のスタッフさんの

「もっと派手でもいいんじゃない?」

の一言で、そのデム色は暴走し始めます。

楽屋では私の隣でメイクをしていたのですが、ただでさへ体調がすぐれずヘロヘロしている横で、
どんどんすごい事になっていくデムの顔。。。

よくコントで瞼の上に目を描いて眠ってる人っていますが、その勢いで瞼の上に濃くて太いまつ毛が・・・

あ〜〜具合悪いのに。。。

しぃちゃん


今回の芝居で私は色んな物を食べることをやりました。
稽古中にもイロイロ試してみました。
なので今回稽古で食べた印象深い食べ物ベスト5を発表しちゃいます。

では早速、栄光の第5位は、ジャン!
お煎餅です。
稽古中は食べていたんですがあまりに食べかすがでるのできびしかったですね。

続いて第4位は、パンですね。
これは口には入るんですが完全にしゃべれなくなるんですよ。

続いて第3位、
キノコ弁当(コンビニ)です。
最後にお弁当を食べるシーンで食べきってみたのですが、
いや飲み物無しはきついですね。
ご飯はゆっくり食べましょう。

続いて第2位は、
野菜スティック(これまたコンビニ)です。
自分の荷物を取りに戻るくだりで食べるのですが、
初めは野菜スティックだったものが
最後はキュウリまるごとになったという摩訶不思議な話ですな。

そして最後は第1位!ドルドルドルドル(一応ドラムロールです)ジャン!
チョコファッションです。

2位と同じ場面で、チョコファッションのかけらを持ってきたんですが、
トイレに行った帰りの拾い物があの
黒い固まりなので、
それが
ウンぴーに見えるですよ。
それを荒井さんが「おいしそうだね」って言うんですよ。おかしな状態ですよ。
周りは笑ってるんですが本人たちは大まじめ、変な感じでした。
舞台で物を食べる難しさを痛感しましたね。
出村君、あんたはすごいよ!!

みずき


毎回のパンフ作成。
予算があるわけではないので稽古場でパンフの為の写真撮影です。もちろん稽古場は撮影スタジオではないですから光量も少なければレフ板(反射板)もありません。

もちろん写真ですから
元がいい人さらに美しく、
まあまあの人はそれなりに見せなくてはいけません。
(あ…み、みんな美しいですよ!)

そこでレフ板の代わりに壁にかけてあったホワイトボードを使用。
写真家、H.Hondaのアシスタントでレフ板持ちをするワタクシ。
しかし!ホワイトボードなので
重いんです…
色々な姿勢で持ってたので軽く筋肉痛になりました。

自分が撮られる番になるとレフ板持ちを永野のボス
かってでてくれました!
重いホワイトボードを持ちながらも楽しそうに手伝うボス☆

がしかし、終るや否や、

「はい、えっと20枚撮ったから…」
って
有料ですかい!?

さ、さすがボス

そんなこんなであのパンフレットは作られたのです。

だいすけ



☆『新種は…やっと一歩進んだか?』
僕の見つけた「新種」は、まだチャッタ−ギャングに生息しています。
今回も闘いの連続です。
僕は「種」に一番最初に台本を渡しました。
しかし「種」は、また台本を読まないで稽古場に現れました。
『何で台本読んで来ないの?』
種は答えます「仕事が忙しいので…」
(僕カチン!)種はまたまた…稽古場出入り禁止です。

隊員たちの嘆願で稽古に復帰した「種」
しかし僕は「種」の変な癖を見つけました。
僕が少し難しい芝居の話をすると心此処に在らず…
後で誰かに詳しく聞けば良いと云う顔をして目は醒めて稽古も身に入っていません。
(僕カチン!)隊員たちに「種」に芝居のアドバイスを禁止しました。
そして自分一人での芝居作りを命じました。
吉と出たか?凶と出たか?「種」は今回…必死で役作りをしました。
多分…初舞台の2nd以来の前進です。

そんな「種」を初日に讃えました。
すると種は「今回の事もまた日記に書くんですか?」と聞きます。
『なんの?』
「ほら稽古場日記の「たね」のコーナーです」
『???あれは「しゅ」と読んでよ。
「しんしゅ」だよ「しんたね」って云わないでしょ?』
「ああ…ずっと優香は
「たね」だと思ってました」

〔しんたねの生き物〕って考えたら…変だろう!

おのけん

注意 このHP全てのページの無断での転載・使用は、御遠慮下さい。



















inserted by FC2 system