★ノクターン・イン・ザ・ダーク編★
2002/10/5号

『体に悪いの?』

12人のメンバーが勢ぞろい。
台本が完成したのは4月も終わる頃でした。
チラシや宣伝、他雑務といろいろと初期準備に動き回っていた隊員一同。
初めての稽古には
すでに疲れきっていたのかもしれません…。

そこから9月までの約5ヶ月。
決まった稽古場を持たない、流浪の部隊の宿命…。

阪神タイガース風に言えば『死のロード』
歴史的に言えば『アーリア人の大移動』
色々な稽古場を渡り歩くことに…。
(ご協力頂きました皆様、本当に有難うございました)

迫る本番。迫る衣装。迫る道具。入らないセリフ(あれ?)…。
もう、見た目にも
疲労が蓄積しているのが分かります。
顔色が悪い悪い(笑)
しかし、稽古は止まりません。
誰もギブアップをしません。

精も根も尽き果てようとした、そのギリギリの時、ついに
本番
お客様の生のテンション。既に限界のハズの身体も不思議と動きます。
そして、
終了
みな、ボロボロになりながら(呑みすぎもあるか?)
打ち上げ会場より解散。

無事1st.GAMBLE終了
さあ、これで眠れる……。

次の週、ある隊員と偶然出会う。
稽古中、体調の悪さがはっきりと顔に出てしまっていたその隊員は…。
あの死にそうになっていた顔とはまるで別人。
つやつやと光り輝いていたのだ。
その時に思った一言。
『もしかして
舞台って、健康に悪いのかしら…?』

考えてみたら、
公演中は
緊張興奮の繰り返しという、
医学的に(多分)
非常に危険な状態なんだよね…(汗)
ハマッタら、やめられないってところが、
危険な薬と同じだ!!……ひー!!
でむ記者



『も〜大変だ!』

すっごい、くだらない話だけど、稽古も佳境に入ってきた本番2週間前ぐらい前だったかな、

その日も稽古場に向かって意気揚々と歩いていると、タバコを切らしているのに気付き、
タバコを買ってから行〜こ〜う〜♪」と思いたち、いつもと違う道を歩いていきました。

みなさん知っていると思いますが、私達は“流浪の集団”なので、稽古場も色々です。

その寄り道を思い立った当日は、
見知らぬ土地の稽古場なので、当然道も知らないのですが、
気にせず歩いていくと…タバコ屋を発見!

よ〜〜ぅし、次は稽古場っ!」と思い、「こっちの方だろう」と思った方角に歩いていくと…、
行けども行けども稽古場は見当たらず、1時間以上が過ぎていっていってしまったのです。

こんなに歩いてから、
アッ……俺、迷った」と、今更ながらに気付いてしまいました。

何人かに電話しても、
稽古中なのでつながらない…。
仕方なく地図を頼りに歩いて、

途中、
暴走族酔っ払いに遭遇しつつも、
なんとか、かんとか、到着しました。

中に入ると、
当然稽古中!

みんなに謝りつつ、
久しぶりに

楽しい冒険
をした気分に
なっちゃいました。テヘ♪
(のべ2時間歩きっぱなし、ヒェー!)
ブラック・プー・みずき記者



山崎、コブラツイストだ
隊長が突然そう言い出したとき、ワタクシは
ハト豆鉄砲を食らった顔をしたと思います。

は?コブラツイストってどんなん
腕にかけるのは
腕ひしぎ、足にかけるのはまんじがため

プロレスに対して大変偏っ た知識しかなかった私は、
コブラツイストが即座に理解できませんでした。


すかさず、その場面で一緒の出番だった
がりさんが、
「えーっとね、こう!」 といいながら、器用に私の手をつかんでコブラツイストをかけさせました。

芝居の稽古って不思議ですね。
真顔で
コブラツイストを教わるおばさんと、
必死に教える看護婦…。


それからしばらくの間、
稽古場に2人が入ると、
準備体操のように
コブラツイストをかける日々
続きました。


(山)「おはようございまーす!」
(前)「おはよー!
コブラやっとこっか。」
(山)「はい!」
この会話だけ見ると、
どこのどういう職種だか皆目検討もつきませんね。

見当がつくとすれば
プロレス女子プロ

その教育が功を奏したのか、
本番では一回も失敗せず技を
かけることができました。
がりさん、ありがとう。

あざは
何個
できましたでしょうか?(どきどき)
山崎記者



ヤスは、
チャッターの中で一番
若い隊員

お洒落にも、
髪型にも、
気を使っている
現代っ子
かっくい〜役者を目指して
頑張ってるのだ。

でもね、ココだけの秘密♪

携帯電話をかける時に、
両手を使ったら、
かっこわるいぞぉぉぉ〜〜

左手で電話を持ち、右手でボタンをプッシュする、現代っ子に
気が付いた時は、みんなでビックリしました!
あ!でも、本人も驚いてた…。
かわさっき〜記者



稽古中は
ゲラな人が多かったことが判明
(私を含めて)

私は笑いすぎて
涙を流しながら台詞をいった記憶が。

ゆっぴ記者



劇団内で一二を争うゲラ(笑い上戸)の僕。

今公演中僕の笑いのツボは西村君の顔でした。
ド頭は藍子の病状を聞くシリアスなシーンのはずなのに、
どうしても今野先生の顔が直視出来ませんでした。

別に西村君の顔の造りの問題ではなく、いやむしろカッコいい彼の
ふとした表情がツボでした。
言葉では表現しずらい、僕だけのお楽しみ。

西村君、稽古中は迷惑かけてゴメンね。
けんたろー記者



えー皆さんこんにちは、
保村です。

今回はお題を出されたので、
それについて書いてみ ようと。

まず稽古中にあった事…
そりゃもう
事故の事ですよ!
それが
オレの最大の事件です。

すみません。

実は他にも車関係の事件が
2人ばかしいるんですがね。
それは本人が言うまで伏せておきます。
ヤス記者



旗揚げという事で、
制作関係は、今回やった事が、これからの
チャッターの下地となって行く訳で。
数々の打合せを、隊長と行いました。

あるときは喫茶店で。
あるときはファミレスで。
あるときは居酒屋で。

そんな中、お互いの顔にも飽き飽きしてきた頃、でした。

あれは、稽古場に向かう途中…。
もう、道では話すことも無く、
何気なく、
稽古中でワサが使っている、『大きなノッポの古時計』を口ずさんだ私。
♪おじ〜さんと一緒に、
ク、ク♪

すると、
「ちょ〜〜〜とぉ、、、もうやめてくれない?音痴に歌うのぉぉぉ。」
と、隊長が野賜った。
でも、私はちゃんとした音程で歌っていたはず……!
「打合せイライラが募って、とうとう、喧嘩を売ってきたなっ、ムッ」
と私は思った。

隊長が言うには、
「♪おじ〜さんと一緒に、ク、
ク♪が正しいんだいっ!!!」
と譲らない。
さらに「ぜ〜〜〜〜〜ったいに、俺は正しい!」
頑固なオールドアイ隊長だぜぃ。

早速、稽古場に着いてから、皆に
リサーチしてみると、私の方が当たっていた♪

その時
後ろを振り向いてみると、4★年の
童謡の歴史が覆された隊長の姿が。

その日からであろうか、私のクレージーキャッツの歌に、駄目出しが少なくなってきたのは……。
隊長が
自信喪失したからなのか、優越感で、私がノビノビ歌うようになったからなのか。
かわさっき〜記者



その日は美術の田代さん、照明の佐々木さんがいらっしゃって、
初めて衣装を着けての通し稽古をお見せするというドキドキものの日。

今回の作品、
本番中ですら
次の自分の出番がどこなのか
内容が交錯していてアタフタ してしまう状態でしたから、
初めての衣装付き通しは
エライこっちゃの騒ぎでした。

しょっぱなから誠ちゃんは、白衣を
ブラックジャックのマントよろしく、
ブワっさと
自慢げにひるがえしての登場!

・・・までは良かったのですが、
そこでエネルギーを使い果たしたのか、
セリフのテンションが

落ちる
落ちる・・・。

これは後で
小野さんが気づいたのですが、
最初の誠ちゃんの今野先生がパワーダウンしてしまうと、お芝居全体の流れがもたつくという事。
もちろんこの日の流れは、裏で慣れない 衣装替えが
バタバタアクセクと行われていた割りには、
どよ〜んとした流れになってしまいました。


そんな中で
その日のメインイベント、今週のハイライト、
小野さんの王子様姿

この日は稽古場に入った時から怪しい雰囲気でしたが、
前ちゃんが持って来た
白のパンティーストッキングを手にすると
稽古場の片隅で、上・Tシャツ、下・トランクスになって
恥ずかしそうに内股でその白いものにおみ足を通してゆく小野さん・・・
普段、平気で我々の前で
パンツ一枚で脱いだりしてるのに、
なんで着てゆくのに
そんなに恥ずかしがる?

案の定、
脱ぐ時は堂々と
真ん中で脱いでましたが

・・・そうこの王子様の
おばかな格好
よほどお気に召したらしい小野さん。
私が最初の美容室のシーンが終わって次の着替えをすべく、稽古場の横の廊下に入ると、
奥で気恥ずかしそうに
白タイツのたわみを直している王冠姿の小野さん・・・
「アレ?もう王子様のシーンか?」
と少々疑問に思いつつも、こちらは自分の次の出番の事で精一杯。
みんなも同じで、頭の片隅に ? を残しつつ、人の事にゃかまってらんない。

そうこうしているうちに
ワサさん小野さんのシーンがやってきたものの、
そこはまだ王子様にはなっていないシーン。
出かける途中でその事に気づいた
小野さん

通し稽古だから
そこで止めるわけにもいかず、
急いで王冠やマントを外し、
とっても恥ずかしい足元で、
ワサさんとのシーンに出てきました。

セリフの第一声が、

 僕は
全然酔えないよ」
・・・そうでしょうとも。
し〜ちゃん記者



稽古の後の飲み会解散後
私はよく
K氏Y氏らと二軒目に。

ある日、酔ったいきおいで、
全部の台詞を英語でいおう!
となったが
生っ粋日本人の私たちは、
英語になるととたんに続かず。
(あれ?
 私は米語専攻だったはず…)

結局…アクセントだけ英語風だけど、
それ日本語じゃん?状態でした(^^;

阿保な事ばかりやってた気もするけど
振り返れば、楽しい稽古期間でしたね(^^)
ゆっぴ記者

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