STORY
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舞台は、不景気に揺れる靴卸売り会社の企画部。
子供の頃から、ツイテない日々を送ってきた、入社5年目のさえない男“千葉”。
彼の唯一の楽しみは、窓際に設置された自分の机からみる、窓の外の世界だった。
そんな千葉に、一大転機がやってくる。
年下のエリート課長より、次回プレゼンの企画をたててほしいと直接頼まれたのだ。
近いうちに社長交代が行われ、千葉のような者は真っ先にリストラの候補となって
しまう。ここらで実績を・・・という課長の優しさであった。
俄然やる気になる千葉であったが、人間そう簡単には変われるものではなかった。
入社1ヶ月の新人社員、久留間はある日そんな千葉に声をかけた。
一緒に昼ごはんを食べようという話がまとまりかけたところで、千葉の同期入社で
営業部から企画部へ鳴り物いりした男“亀田”が間に入る。
その調子のいいキャラで、あっという間に久留間を横取りしてしまうのであった。
自分の弱気にいつも通りへこむ千葉。
そこに現れたのが、謎のアロハ男“小岩”であった…。
自分を変えるってどういうこと?
ツキって、生まれつきもっているものなの?
ダメなことは、全てがついてなかっただけ?
どんなにがんばっても、ダメなものはダメ?やるだけ無駄なのか?
千葉への疑問は、いつしか、久留間、亀田、そして仕事一筋のお局と呼ばれる女
“江田”にまで伝染していくのであった…。
若者たちが出した結論は?
そして、謎の男小岩と課長が現れる…。
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