| ＳＴＯＲＹ |
時は現代。
ストーカー暴行失踪事件が羽田空港脇で発生する。
それは、外国人によるストーカー暴行未遂事件らしいが、
被害者が目の前から突然消えてしまうという、不思議な事件であった。
主任の晴田、部下のさちこは、犯人の自供からすこし離れた寂しい場所に、
活路を求めやってくる。
すぐ上には ジャンボ旅客機が次から次へと、離着陸を繰り返している。
そんな場所に見つかった、一つの浅い穴・・・。
鑑識課のルーキー稲川茜は、そんな穴がとても気になるのであった。
そこに、地震が発生し、晴田、さちこ、横山の前で茜は消え失せてしまう。
茜は、謎の穴に落ちてしまったのだ・・・。
浅い筈の、その穴に。
舞台は変わって、時代は昭和19年。
太平洋戦争末期の千葉県一宮町。海の見える崖の上に、井戸があった。
一宮連隊の天海連隊長と林二等兵は、日本の不利な状況に、
ふつふつと敗北の二文字を感じ始めていた。
一宮連隊は、日本最後の機密作戦「ふ」作戦の最重要地域であったのだ。
二人の前に、町の女子工員美代子が飛び込んでくる。
町に住むウメ婆さんが、消えてしまったというのだ。
町の巡査、佐木の推理によるとそれは何かの事件に巻き込まれたというのだ。
そこにまたもや地震が・・・。
エネルギーが溜まっていくかのように光る井戸。
そして・・・
井戸から現れたのは、現代羽田空港脇から穴に落ちた筈の、稲川茜であった・・・。
果たして最高機密作戦「ふ」作戦とは？
謎の女子工員えみと、「ふ」作戦開発者水島博士の関係とは？
そして、茜は、三婆連続殺人事件へと遭遇する・・・。
果たして、茜は現代日本へ戻ることができるのか？
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