STORY
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ある地方の小さな銀行、権蔵銀行東場支店で強盗人質事件が発生した。
東場警察刑事課課長“塙八郎”は、別事件で帰ってきた途端、現場に呼び出される
のであった。
自宅では、塙の妻、民子がダイエットに明け暮れていた。塙はそんなダイエット本
の中に、催眠ダイエットという本と、ある“古い本”を見つける。
その本のタイトルは『氷川清話』。幕末の偉人“勝海舟”の事を本人が書いた(口
頭手記)本であった。
なぜか、本にひきつけられた塙は、その本にかかれるままに、勝海舟式催眠交渉術
を使い、銀行強盗たちの説得を始める…。
しかし、本を読むうちに・・・夢か現実か、塙は勝海舟本人として、数々の幕末の偉
人達との交渉現場を体験することになる。
果たして、塙は勝海舟と同じように、銀行強盗たちを交渉できるのか…?
そして、対話の力は、何ものにも勝るのか? |
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