22nd.GAMBLE
楽屋日記





シアターグリーン

実家のような安心感です。

BOX in BOX

ただいまです!





そんな、今回の舞台は学校でした、

大人になってからの1週間の登校は、

良くも悪くも、

いろいろ思い出作りができました。

そんな舞台裏、公開です!!



 

前回より登場しています、

開演15分前の前説担当

「前せつ子」

前回の浴衣姿も魅力的でしたが、

今回はなんとセーラー服です!

お客さんから大人気なせっちゃんです!






開演10分前の薄暗い楽屋に、

お面で顔を隠した髪の長い女子高生が3人。

ちょっとホラーです。

ちー




舞台の始まりに仮面を被った、少女が三人でてきます。

ちーさん、じゅり、かおりがやっていたのですがが、

他2人と違いちーさんは、

上手にはけ、

ロビーを廻って楽屋に帰ります。

その時に丁度、僕とすれ違うのですが、

最初見たときはどこぞの、

シリアルキラーが現れたのかと・・・

少しテンションが上がってしまいました。

ひら



オープニングのイメージシーン

暗闇からゆっくりと照明が灯る。
仄暗い雰囲気と水を連想させるSE。
座っている三人の女子高生が曲の盛り上がりにあわせて立ち上がる。

「私を探さないでください。帰りたくないんです。」

相川カンナを唯一ビジュアルで表現したシーンでした。

中身は、ちー、じゅり、かおり(見習い隊員)が担当。

ロングヘアーに制服。
不気味な黒いマスクを着用してもらいました。

そんな不気味なシーンが終わって、
意気揚々とロビーを、通って楽屋に戻るちーさんを写真に納めました!

でむ
 




本番中、実はお客様にはわかりづらい…

「名ヶ岡チャレンジ」

というコーナー?がありました。

コーナーの詳細は、きっと本人がすると思うので省きますが(笑)

そのコーナーのあとは、名ヶ岡くんの大事なシーン

しかし!!大事な手袋を無くしてしまうきいち!ピンチ!!

私に

「どうしましょう…ない!あ、どうしよう…

「なしで出ていくのでちかさんのセリフカットしてください。」

「ダメですかね…」

かなり焦ってなにを言っているのか、

たぶん本人もわかってない様子…

だから、私は

「大丈夫!!そのままやれ!!」

「落ち着け!!!私はなんとでもなるから!!!!

「とにかく行け!!!!」

ときいちを送り出す。

いや、なんか先輩になったんだな…わたし(笑)

これくらいのアクシデントは動じない(笑)

大人になったのかな??

ちか





名ヶ岡チャレンジ

今回の舞台のセットは舞台裏を通り抜けられない様になっていました。

なので僕は教室の外から、こっそり捌けたあと、

舞台のそでからロビーに向かって階段を駆け上がり、

そのままロビーを反対側に駆け抜け、

さらに廊下側の袖に向かう為に、

階段を駆け下り、楽屋を駆け抜けました。

裸足です。

こっそり一人でケガをした時もありました。

そして手袋も失くした時もありました。

それでも毎回走り抜ける時に、

応援してくれる、じゅりさん、ゆうこさん、ちかさん、

そしてドアの介錯をしてくれていた、かおり、

実はそれが嬉しくて一人でテンション上がってました。

ちかさん、手袋失くしてごめんなさい。

きいち



 稽古には代役がつきものです。

男女関係なく空いてる人が察して、すすっと入ります。

3幕でラッキーとして代役に入ったきいちくん。

もうすぐ本役の名ヶ岡の出番。

そこにすすっとやってきたじゅりちゃん。

代役替わるよってことですね。思いやりです。

そうそう、きいちくんはよく「ひかり」の代役もしてくれました。

ただセリフを言うだけでなく、

きちんと女性に寄せてくれる、

それが時折楽しくて。

本役ではとても苦労していたけど、

すてきな代役ありがとう。

ちー



今回の芝居は…42歳・37歳・27歳・17歳を演じます。



しかし、お客さんに解り易くする為にはどうしたら良いか?



簡単です…その時の歳を、Tシャツに書けば良いのです。



42歳は、イチローの名言Tシャツです。



37歳・27歳は、竹内隊員のデザインで作成します。




17歳は、シツコイので真っ赤のシャツで勘弁です。



でも気付かなかったお客さんもいらっしゃいました。

おの


 今回の小道具番長…

あり得ないくらい大きいボルト。

最初の方で作ってかなり楽しかった…

あれ、実はいらなくなった扇風機の頭とゴミ箱、

チューブを組み合わせて作ってます。



満足したのか、このあとの小道具を作る手が止まってしまった

各場面に置いてある「入学式」の看板。


書体をわざと変えて気付いてもらいやすくしたけど…わかってもらえました?!

LUCKYの名刺!。

小野さんから「魚とかの形だと面白くない♪」とお言葉をいただき…

イカ、タコ、マグロの三種類作りました!


その他、細々と…

数学のテスト問題、卒業文集、学校の地図など


あ!そーいえば、教室にあって分かりやすいもの!!ってことで、

ゆかちんが「黒板用の三角定規が欲しい」って言われたので…

買うと高いので作りましたなぁ。


最終稽古1日前に演出でむさんが

「なんか三角定規使い始めたら(芝居の中で)コンパスも欲しくなってきた」

って冗談で言っていたので…

次の日にはコンパス(もどき)も作ってコッソリ置いておきました(笑)


そして、なによりLUCKYのTシャツのデザインもわたしでーす(笑)(* ̄∇ ̄)ノ


ちか





恒例の衣装干しです。

その日の公演が終わると、

じゅりちゃんがせっせと干してくれます。

上履きも干してくれます。

くつ下も干してくれます。

ストッキングも干してくれます。


ただ、洗ってから干してほしい
 


 アイロンをかける先輩

寝る後輩

穏やかな朝



 やじさん=東海林先生

は、どSのキャラクター。

稽古中からやじさんは

「この人頭おかしい!!おかしい!!」を連発してました。

でも、演じているうちに、

天野先生を可愛がるのが楽しくなってるみたいでしたよ(笑)



普段のやじさんは、

東海林先生とは真逆でむしろMな性格なんだそうです。

まあ、天然さんなんです(笑)

東海林先生にもいい感じでやじさんの天然なところが反映されて、

どこまで本気かわからない怖い人ができあがってました(^ー^)

でむ



 くみさん=天野先生

は、どMキャラクター。

東海林先生に人生全てをもっていかれてしまった、

被害者でもあります。



やじさん同様、

くみさんも役柄と普段が逆だったことが発覚。

実はとてもしっかりさんで、

人に依存しない性格のくみさんは、

このいわゆるメンヘラヒロインの思考が理解できん!と苦戦してました。

わたしだったら、

「東海林先生に迷惑かけないように自分で死体処理しちゃうもん!」

とばかりに強い

くみ先生でありました(笑)

でむ



 今回、客演してくださった矢治さんと久美さん。

ホントに天然全開のお二人で、楽屋での会話がとってもカオスww

「私、久美さんほど天然じゃないから」



「え〜、矢治さんのが天然ですよ〜」



と言い合いながら、ニコニコと噛み合わない会話をされているお二人。

我慢出来ずにツッコミを何回か入れてしまいました。

可愛らしいお二人、大好きです(≧▽≦)

ゆうこ




 昨年、劇団「遊々団ヴェール」に出演した時…

楽屋で話す女優2人に興味を持ちました。



とにかく、天然なキャラクターの2人のお喋りは…

突っ込み満載・爆笑の嵐なのでした。



この2人をチャッターギャングの舞台で組ませたら…

楽しいものになるに違いないです。

さっそく、出演交渉…

そして一発の快諾で、

今回の舞台は思った以上のものになりました。



西原久美子さん!矢治美由紀さん!



素敵な天然をありがとうございました!




サス明かりは綺麗です

役者をピンポイントで照らす明かりです。



まるでそこ以外時が止まったかのような

照らされた役者はとてもかっこいいです。



サス明かり、その人の為の照明です。




今回はたくさんのサスが入りました、


ほぼ全員です

みんなかっこよかったです。

僕もいつかサスに入りたい、

そう思わせてくれました。


きいち


 行くじゅり来るじゅり

場当たりでのことです。

オープニングシーンが終わって

三人のマスクかんなが暗転の中をはける段取りです。

結構、シビアなタイムで舞台からはけなければなりません。

暗転の中を移動することに慣れていない

見習い隊員のかおりをじゅりが捕まえて

一緒に舞台からはける段取りになりました。

暗転。

ドカバキン!という音。

あかりがつくと、三人は見事にいなくなってました。

とりあえず、はけれたね。

でも、なんかぶつかったみたいな音だったね?なんかあった?

かおりが扉の位置がわからなくて、

ちょっと手間取ってしまったってことだった。

あれ?

じゅり?

奥からじゅりが登場してきて、



「すいませーん。かおりちゃん連れてくの忘れましたー。」

でむ


プロローグのカンナ3人暗転板付き

劇場入りして最初は、

全然見えなくて

ゲネプロで「この辺に椅子がある!」

と信じて突き進んだ先に何もなくて

あわあわしている間に暗転が終わっちゃった!

というときもありました。

公演後半折り返しくらいになると、

目がなれて逆に見えすぎちゃって

「お客さんから見えてないのだろうか?」

と心配になってました。

かおり


今回、本番前に色々とやらかしました。

通し稽古とゲネで、片っ端からミスりました。

最後の、生徒全員が手紙を読みながら出てくるシーン。

上手の端っこの方に出てきます。

暗転になってからハケるのですが…

ハケる途中で迷子になりました。

上手の端から下手にハケるので、ちょっと距離はあります…が、

ほぼ直進するだけ!そう思って直進したところ、

覚えのない鉄の壁に手が触れます。

うん??扉がない???これどこだ???

動揺してあちこち触りながら横移動します。

横移動します。段差を降りた感覚があります。

…段差を降りた???つまりこれ舞台から降りてるってこと???

パニックです。迷子です。

ウロウロしてる間に、明転の時間が近づいてきます。

もう諦めてここにいよう…と思い、

とりあえず舞台下の隅っこっぽいところにいたまま明転を迎えました。

…明転した瞬間、でむさんが大爆笑していました。

カーテンコールでみんなが出てくるたび、なんで?!と言われました。

…正直、私もなぜ迷ったのか分かりません。。

じゅり


 ラストシーン。

手紙を読む生徒たちは一体何を思うのか?

そんななか天野先生は、

手招きする東海林先生の手を受けとるしかなく、

イバラの道を選ぶところで、

作品は終わります。

暗転となって、さあ、カーテンコール!

いつものギャングが流れ、照明がつきます。

先に退場する、きいち、じゅん、かおり、みおが頭をさげています。

そして、

一番下手の「舞台から降りた」場所、

客席最前列の前に、

不思議な踊りを踊るように

手をひらひらひらひらさせて笑って動いている女がひとり。



「違うんです!違うんです!違うんです!」

じゅりでした(笑)

暗転の中を、上手から下手へ舞台つら(舞台の一番前)を横断していたじゅり。

まっすぐ歩いて舞台そでへ入り込むつもりが、

劇場の壁に突き当たった瞬間、

自分の位置がわからなくなって、

なぜか客席側に降りてしまい、

完全に暗闇のなか迷子になってしまったとのことでした(笑)

じゅりに始まりじゅりに終わった場当たりでした。

でむ


ゲネの話です。

今回、幕ごとに上靴を履いたり、

スリッパを履いたりします。

私は一番はじめにカンナ役として上靴

→2幕スリッパ→3幕スリッパ→4幕上靴、

と履き替える予定でした。

一番はじめのカンナのイメージシーン…

上靴を履き忘れます。

ハケてから、あー!上靴履くの忘れてた!!と気づきます。

動揺を引きずったまま2幕…

スリッパを履き忘れます。

完全にうっかりです。

2幕前の暗転中に、あー!また忘れた!

と思いつつ、もう取りに戻ることができません。

あーどうしようかな、どうにかして一回ハケてスリッパ履いてこられないかな…

と思いますが、スリッパを履きに行ける隙間も見つからず…

そのままやり通しました。

スリッパと上靴の確認が、

その後めちゃくちゃ増えたのでした。

じゅり



7日20時23分 関東に震度5の地震がおきます。


舞台は後半の山場…中断することもできません。


劇場の照明は、大きく揺れて…少し恐怖を感じます。


この後は、僕の出番…お客さんや出演者を安心させなければいけません。


意を決し舞台に飛び出し…そこでアドリブです。


「今、揺れたみたいだけど…もう大丈夫みたいだよ!」




これが…ウケた!笑った♪安心した?

おの


 最終日…やはり伝説の男はやりました…

子供は一つ、二つ…

シャツを前後ろで着て出て、

本番中に舞台袖にいなくなる…

やはり、伝説の男「平田けんすけ」

ちか



 3幕から4幕の間に制服に早替えがありました。

とある回の出来事です。

3幕の衣装を脱ぎハンガーに掛かっている

自分の制服のズボンを履きます。

この辺りで舞台の照明が落ち真っ暗になります。

制服のシャツを着ようとハンガーラックに手を伸ばすと、

そこには空のハンガーしか無いんです、

どこを探しても空のハンガーしか無いんです。

「どうした?」

隣で着替えていた平田さんが声を掛けてくれるも

僕はプチパニック!

必死でシャツを探します、

すると平田さんからシャツを差し出されました。

ん?と思いつつも着てみるとピッタリなんです。

そうです、平田さん完全に一回僕の衣装を着ていたんです。

その後ちゃんと自分の衣装に着替えて

出番には無事に間に合いました。

じゅん



 

もーね!

ひらさんね!!!

稽古で言ったことのないワードを言うの、

ホントやめて!!!!

「お前付いてきてたのかよ。お前こそストーカーじゃないか」が

正解のセリフ。

本番中に突然ひらさんが叫びました。

「お前引っ付いてたのか!悪いヤツめ!!!」

悪いヤツめって何wwwwww

私、次にセリフ言わなきゃいけなかったんですけど、

笑いを堪えるために、ちょっと間が空きましたよ(>_<)

くっそ、負けた気分っ!

ゆうこ


その日、平田隊員は声が枯れていた。だから彼は慎重であった。


3幕が始まり流れも順調であった。


「ああ、ハッピーハロウィンね」



彼は、ここでハロウィンTシャツを皆に見せびらかすはずであった。


しかし?…彼はマジで何かに驚いている。



そう!…Tシャツが表と後が逆である。


「ああ!トイレに行ってくる」と言って、舞台を後にして出て行った。


その後、戻ってきて動揺しまくる…平田隊員であった。




でも…背中を向ければ良かっただけなのだ。

おの



3幕でハロウィンの話をしながら、お腹のパンプキンのプリントさする。



そんな動きを、小屋に入ってからずっとやってました。

楽日です。

着替えの袖は真っ暗なんです。

あの、パンプキンの衣装も小さいサイズのため首回りが少し窮屈なんです。

だからでしょうね、前後ろ逆に来てしまいました。

お腹をさすったとき、いつもあるプリントが無かったときの怖さ・・・・

制服のネクタイはゆかさんにチェックをしてもらうことになっていたのですが・・・

今度からは出る前の衣装をすべてチェックしてもらいます。

ひら
 


3幕の時に髪を長くしました、勿論ウィッグですけどね!

本番では1つ結びでしたがそこに落ち着くまで色々試行錯誤。

かぶり始めた時は稽古中ずっと笑われてました(笑)

結び方を変えたり分け目を弄ったり

最終的にあんな感じに落ち着きました。

じゅん



本番…高校生もやらないといけないからメイクをバッチリできない…

と、いうことで…

口紅だけでほぼスッピンで出演していたわたし…

千穐楽で、やじさんとくみさんに

「ね!ひょっとして…スッピン!?」

って突っ込まれたわたし…

え!?そーですが…

ダメですか?(笑)

ちか



毎回平田さんの髪の毛をセットする

専属のスタイリストがいました。

彼の名前は

縣貴一

毎回誰々風などとテーマを決めてセットして行きます。

だがしかし、

その時使っているワックスとヘアスプレーは

紛れも無く僕のです(笑)

じゅん



 今回4幕は、

菜々子先輩バージョンと米倉バージョンがありました。

私としては、

米倉が相手のときの方がテンションが高かったです!

米倉は、アプリゲームでいうところのSSRキャラになっていました。

「米倉バージョン見れていないよ〜!」

という方、大丈夫ですよ!

DVDには、米倉バージョンが収録される予定です!

此方も合わせて楽しんで頂けると嬉しいです!!

かおり



DVD撮影の公演。

私は初日を迎えました。

香織ちゃんと稽古をしてリハをして

ドキドキの状態で本番に臨みます。

今までよりテンションが高くなってました。

そして何より楽しく感じました。

ずっと言ってきた台詞、

聞いてきた台詞なのに、

すごく新鮮に感じて不思議な気持ちでした。

みお
 


今回の小道具…

なにか作るたびにくみさんが

「すご〜い♪」

って言ってくれるから気持ちよく作成してましたよ(笑)

いやー、ほめられると図に乗るけど

ほめられるとテンションあがってやる気もあがる。

小道具のことは…

ほめてやると作業が進みます(笑)

今回のお芝居…実は私の相方は最初はしもでした。

一緒に作り上げていきたかったのですが…

残念ながらしもちゃんが降板してしまい…

急遽、私の相方はでむさんになりました。

そのとたん…

でむさんに甘えるわたし(笑)

なにをやっても受け止めてくれるかな?って…

いや、相方でキャラクターまで少し変わった気がします…

ちか




 稽古真っ只中、見つけたネットニュースです!


鶴丸高校の生物講義室にある


標本棚に置かれていた頭蓋骨を、


同校の職員が見つけ、


地元の警察に届け出た。


警察で検分したところ、


50年前の女性の頭蓋骨だと分かったという。


同校の教頭は

「この骨がどういう経緯で高校に来たのかも分からない」


と説明している。




事実は演劇より奇なりです!

おの


 いろいろありました一週間。

色んな発見があったり、

くだらないことで笑ったり、

本番でも失敗もしたけど、

結局みんなで大笑い。

本当に不思議なあっという間な

素敵一週間でした。


今回も無事に公演を終えられましたのは、


いつも支えて頂いてるスタッフさま、


そして、たくさんの暖かいお客さま、


心より感謝申し上げます!


ご来場ありがとうございました!


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