16回目は、サスペンスGAMBLEです。
殺人事件です。孤島です。
小説チックでドラマチックでアニメチック!
どんなGAMBLEだろうとなにかしら起きる舞台うらですが!
今回だってどんどこしょ!
本編に負けないサスペンスな事件が!


【とはいえ、今回は穏やかに劇場入りです】

まず、仕込みが2日間もあったんです!
だから用意にゆとりがありまして…

しかも実際の舞台で通し稽古のようなリハーサル。
舞台も稽古場とは勝手が違い予想より広かったり、
実際の音が入って新たに発見があったり、
照明が入ってテン ションが上がったり♪

普段からゆとりがもてるといいものですね(*´ω`*)
<ちか>

舞台上の柱には色々な絵が書いてあります。
舞台の演出上使われる鬼の顔

あちらこちらに隠れてる十二支

おちょなんさん

いくつ見つけられましたか?
<ひら>

小屋入りの前日、ちょっとした事件がありました。

キーワードは「ラーメン」。

その言葉を出すと、琢磨さんとショウヘイさんとダイちゃんがヘコみます。

本番中、かなりそれで弄られていた三人ですww
<ゆう子>

江住さんの髪の毛は、ゆかさんにセットして頂いてました!

自分でやろうとしたら、不器用すぎてコテを使いこなせない&編みこみがきたない…

見かねたゆかさんが承ってくださったのでした。。

腰に巻いたパーカーをサロンの代わりにして、
鮮やかに髪を巻いて編みこみをしてくださったゆかさん…

本職の美容師さんのようでした…!

お忙しい中、本当にありがとうございました!
<じゅり>


【舞台もおおむね平和】

喉にはいいけど…!

実は私、初日二日目と
着物の袖を掴みながらグルリと回る所で、あるものを振りまいていました。
皆様がゴホゴホとなるために…
そいつの正体は
【龍角散】
です。飴じゃなく薬局に売っている缶に入ったあれです。

初日、二日目と中々決まらず龍角散が思い通り舞ってくれません。
ただイタズラに僕の手と衣装が汚れていくだけなのです。

そして三日目の朝。小野隊長に言われました。
『ダイ、もう龍角散いいよ!笑』
悔しかったです。
なにかを撒く機会があれば次こそは…ビシっときめてやりますよ!

<だい>

気付いた方、いらっしゃるかな?いらっしゃらないかな?

最後の、謎解きのシーン、村人に戻っている所。

瑞樹さんと私、指輪をしてるんです。

瑞樹さんが指輪してるの見て思いつき、
二日目から私もつけるようにしたんですけれど。

デザインは違うんですが、二人ともゴールドリングなんです。

結婚指輪なんですよ~(*'▽'*)
<ゆう子>

舞台の裏下手でしばらく待機している時間があるのですが
その時風間役のヒラが
中央の出入り口からこちらを覗きこむ動きがあるのです。

毎回変なポーズをしてヒラの動揺を誘っておりました。
人知れず舞台裏ではそんな悪ふざけをしていたのです。

それを見た後のヒラは毎回ニコッと微笑みを浮かべていました。
<たろう>

☆舞台裏で☆

本番中、一場での楽しみは…
毎回変わる太郎さんのポーズ!!!

本郷役のちかさんが部屋に案内され、
風間役の平田さんがそれを中央の暖簾の奥を覗きに来るのですが、
下手に太郎さん・ゆう子さん私が待機しています。

その時に太郎さんが平田氏に向けて
毎回色々なポーズでリアクションしてるのがたまらなく面白くて、
吹き出しそうになりましたw

緊張ばっかりしてる私にはリラックスさせてもらえるブレイクタイムでした♪
<かな>

3場です。
私は、客席に背中を向けて執筆をしてる芝居です。

しかし、この手の芝居はちゃんと書いていないと、
お客さんからクレームがでます。

そこで書きました。その日の思った事を。

その原稿は、次のステージのGを退治する時に使います。

そして斉藤隊員の手に渡ります。

その出鱈目な文を楽屋で読んで…(☆・(∀)・)している彼でした。

<おの>

今回の本番中、毎回楽しみにしていたことがありました。
それは、小野さんが本番中に書く文章。

観ていただいた方はわかると思いますが、
小野さんの役は、かなり舞台上にいる時間が長く、
それでも台詞の無い時間が結構あるようで、
しかも作家の役。
文章を書いている動きをしなければならないので、
実際に書いていたようです。

私の役はそれを証拠に突きつけるんです。
だから最後に楽屋に持ってくるのは私。

それをおもむろに広げると結構書いてあるんです!
みんなの調子や、
お客様の反応、
芝居の考察など様々。
それにギャグを交えたり、
語呂合わせをしたり、
全然関係なくなったりと(笑)

毎回笑いながら読んでいたら、
他のみんなも見るようになって、
楽屋で静かに盛り上がってましたね。

しかし本番中にあんな風になにか書けるとはさすがですわ~

私の気に入ったフレーズ
阪神ガンバレ!
(阪神ファンやめたはずなんですけどね (笑))
<みずき>


【楽屋もまま平和】

本番中楽屋の化粧前は戦争です。
自分のテリトリーを決めても必ず名のものかが侵入してくるのです。
前回オイシンジャーの時はそれでてんやわんやしておりました。

今回は違います、予めテープで自分の範囲を明確にしておりました。
隣を覗いて見ると、どう見てもしょうへいさんの場所がやけに広いのです。
おのさんのと比べると4倍はあります。
しかし、しょうへいさんは『舞監だから!』の一言で済ましていました。
<ひら>


化粧台の前には各自個人のスペースをもらえる、

しかしこの領土は油断するとすぐに左右の人に浸食され無くなってしまう。

そして私の左隣には
先輩後輩関係なく領土を侵すで定評のあるしょーへーさんがいるのだ




前回公演でしょーへーさんの侵略により
瑞樹さんの化粧台前が横幅2cmになったのはあまりにも有名な事件だ。

恐ろしい男である。




そして今回も安定の侵略っぷりを見せ
私のスペースにどんどん物が置かれる、

しかし私も成長した置かれるたびに
しょーへーさんのスペースに戻し対抗した




実は舞台監督を務めるしょーへーさんは
私物以外にもいろいろ必要なので
物があり物が溢れるのは仕方がない 事でもある

そんなしょーへーさん最終的には舞監特権という事で
皆の3倍のスペースを頂けることになった。

だだはこねてみる物ですね。




結局広さ関係なくはみ出してくるんですけどねあの人は。

まぁ僕もちょいちょいはみ出すので人の事言えないんですけどね。
<つぼ>


【合間のリラクゼーションもありまして】

公演の合間に、
音響の神保さんによる、マッサージ大会が毎日行われていましたw

ダイちゃんと神保さんに二人がかりでマッサージされ、泣き声を上げる琢磨さん。

何やらすごいポーズをとって痛みを堪えるたろさん。

たつひろを巻き込むちーさん。

痛みに七転八倒するショウヘイさん。

ショウヘイさんの足を握りつぶして痛みに耐える瑞樹さん。

面白すぎて笑い転げる私に、悪魔が近づいてきました。

「ゆうこ、やってもらいなよ」
と、ゆかさんがそっぽを向きながら私の背中を押します。

「あ、ごめ~ん」
と、小野さんが私を舞台の真ん中に押し出します。

……やって頂きましたよ、ええ!

どこもかしこも痛くて、本気で泣きが入りましたけどね!!
<ゆう子>

ある日髪の毛セットをして頂いている時、
近くにみずきさんが座っていました。

「本物の美容師さんみたいだね」
とその様子を見ていたみずきさん。

「美容師さんになれるかな?」
とセットしながら仰っていたゆかさん。

セットが終わり、ナチュラルに
「お待たせしましたー。」
とみずきさんの方に移動します。

「そうねえ、今日はこんな感じにしたいんだけどー。」
とオネエキャラで乗っかるみずきさん。

その横から、音響の神保さんが
「こちら雑誌ですー。」
と差し出し、美容院の風景コントが始まりました。

しばらくして、神保さんの一言
「これ、着地点あるの?」

…見ているこちらはとても楽しかったです笑。
<じゅり>


【そして舞台はおおむね平和】

秘密の通路。

劇中に干支の人形が乗っていた台の下に秘密の通路がありました。
あそこをくぐって外に出るんですが、とにかく狭い!
私の身体だと特に狭い!
頭をぶつけない日はありませんでした。

なんだか少年に戻った気分で楽しかったんですが、
もう身体は立派すぎるくらい大人なんだなぁ
と改めて実感しちゃいました(´ω`;)

<だい>

日下部さんを演じるにあたって、今回、ピアスをすることにしました。

その方が、日下部さんらしいと思いまして。

元々ピアスホールは開けていたんですが、
しばらくピアスをしていなかったので、かなり塞がっていたんです。

でも、稽古場では問題が無かったのです。

だから、小屋入りしてから、
ピアスホールが縮まないようにピアスをずっとつけていたんですが。

中々入らなくて「えいっ!」と入れたのが悪かったんですね。

どうやら違う所に新たな穴を作ってしまったみたいで、痛い事痛い事。

ピアスを付け替えるのを躊躇してしまう程の痛みだったので、
本番中は寝る時もずっと本番用のピアスをつけてい たんです。

終演後にやっとピアスを外した所、結構な出血が(T^T)

長年付き合ったピアスホールとは、これでお別れになりそうです……。
<ゆう子>

本番中はあいにくの空模様Σ( ̄ロ ̄lll)
雨対策は考えていたのですが、
予想をはるかにこえる雨、アメ、あめ!!

仕込みとうってかわって初日、雨対策に追われるとは…
開場ギリギリまでみんなに手伝ってもらいなんとか予定通り開場。

でも、雨対策に追われるあまり!
自分の用意ができてなかった(。>д<)

ストッキングが間に合わず、裸足で出てしまったのは内緒ですm(__)m
<ちか>

☆当たるんですけど…☆

一場のラストシーン。
風間(平田さん)が一度中央の暖簾奥にハケ、
戻って来る時の事…私は椅子に座ってます。

戻って来る時彼は暖簾をバァサァっと掻き分けて出てくるのですが…
ほぼ毎回私に当たるのですw

キャラクター上、リアクションしないのがリアクションなので我慢します。

日に日に激しくなります…
ちょっと痛いです…

言おうか言うまいか…悩んだ末、言わずにいる事に決めました!
最後までスンとしてやろうではないか!
そして最後までやり遂げました…

少し勝ち誇った様な気分と何やってんだ私wと思う一週間でした(;´-`)
<かな>

オーラス!

しおりさんが謎解きをして、ツアー客が同じ村の住人だと暴かれ…
源之助さんが村人の脅迫を受け、本を書いてくださる、というシーンで、

源之助さんがこの周りの島にも名前をつ けましょう!
という所で実は私と出村さんで少しばかりアドリブをしていました。

島の名前を私が適当に言って、
出村さんに善し悪しをきめてもらう…といった感じです。

結果…
良かったもの
肉球島
フラッシュ島
悪かったもの
足袋島
犬島
鬼泣島
犬鬼島
ちょんまげ島

やはり出村さん、評価が厳しいですね、
なにかいい案ありますか??
<だい>

お互いの気遣いが逆の方向に向かってしまうということがあるもんで。

楽屋で休んでいる時に、突然ダイが私に聞いてきます。

ダイ「やよいさん、抜け道のシーンですけど
「何やってるんですか?」って出にくいですか?」

やよい「別に。そんなことないよ。」

ダイ「それなら良かったです」

次の日、ダイが言います。

ダイ「抜け道のシーン、出にくくないって言ってたのに、
なんで昨日はいつもより出るまでに時間かかったんですか!?」

やよい「え?なんかいろいろ調べてるみたいだから、
しばらくやらせてあげようと思って様子見てたんだけど…」

ダイ「違いますよ!すぐ出てほしかったんです。
手を上から下におろした時はキューの合図だったんですよ。
昨日なんて3回出しましたからね!」

なるほど。行き違いってこうやって起こるんだなって。
<やよい>

最後のシーンです。

直前まで違う衣装を身に付けてます。
そして、箱崎先生の謎解きがはじまります!

2日目の衣装に早着替え!!
別に衣装をかえる必要はないのですが…
せっかくだから!(σ≧▽≦)σ

アクセサリーが間に合わない!
髪止めを外しわすれる!!
など…

回を重ねるごとにスピードもアップ!!!
毎回、楽屋でたたかってました(*´ω`*)
<ちか>

最後の長台詞は…僕にとっては闘いです。
毎回毎回の緊張&試練です。

初日の手応えは十分…終えて直ぐ高橋隊員に出来を聞くと「OK!」との事。
しかし僕は佐藤隊員の出るタイミングの台詞を忘れていました。
高橋隊員の評価に…僕は「良い加減だな!」と。

それから毎回、高橋隊員に出来を聞きます。
彼の評価は日に日に厳しくなっていきます。
「かんでますね!」「よれてました!」「変な間がありました!」

ついに最後まで「OK」は出なくなりました。
<おの>

千秋楽!

劇中インスタントカメラを持っていまして、2個用意していたんですよ。
劇中とれる機会なんて滅多にありませんし、
撮れるんなら撮っちゃいなよ!
ということで使わせていただきました 。

しかし、いざやってみると、
なかなか写真を撮るタイミングって難しい!

結果千秋楽の時にはフィルムが丸々一個残った状態でした。

ちかさん!どうしましょう?

千秋楽だし、撮っちゃいなよ!

わかりました!

という感じでいざ千秋楽。
しかし撮れるタイミングはありません。

最後のチャンスは謎解き後のあのシーン…。
我を忘れてシャッターを切りまくってました!
うまく撮れているといいんですがね…??現像が楽しみです!
<だい>


【平和。ではありましたが。舞台は鬼がいたという鬼笑島。この舞台にもなんだかちらほらと】

未確認生物!

本番中、楽屋は狭いですし、色々とごった返すわけです。そして暑い!!
そんな私、出番まで10分以上間が空く所がございます。
チャンスなのです。
外の空気をすいに…そして涼みにいく チャンスなんです。

楽屋から入り口までの通路、
隣の劇場と繋がってまして、そこを通らないと行けないわけです。
しかしあの真っ赤 な和服のまま行くわけにもいかず、
私がとった行動は…

下は袴、上は白の着物を半脱ぎの状態で涼みに行く…というものでした。

その格好ときたら、まさに武道を嗜む者 の姿です。

ですが見られなければどうということはありません。

しかし隣の劇場の方に見られてしまいました。

そして
魔人がいると、隣の劇場のスタッフさんたちの間で噂になってました…。
そんなつもりじゃなかったのに笑
<だい>
【ちがうちがう、これはだいです】


遂に本番を迎えたのですが、初日からやらかしました。
江住と伊佐和が遅れて入ってくるシーンで
伊佐和の後に僕の台詞があったのですが
何故か、二人をずっと見ていたら忘れていたのです。
気付いた時には、若干の間があり
やってしまったと思い楽屋に戻ると瑞樹さんが手を差し伸べてくれました。
そう、瑞樹さんも同じシーンで僕の後にやってしまったのです。
<ひら>

楽日になにかやるのは、おきまりみたいなもんですね。
わたしもやりましたよー。

差し入れのドーナツ食いながら出るとか、
パーカーのチャック全上げするとか。
あのパーカー全部あげるとフードもしまるのです。

で、全上げしながら出て、自分のセリフで噛むっていう、
一番やっちゃあいけない事しました。
その後また全上げしたらお客様が笑ってくれたから助かりましたけどね
<しょうへい>

久々、やってしまいました。
えー、私はとても大きな失敗をしてしまったのです。
金曜日の昼間の回にやっちまったんです。
観ていただいた方にはわかってらっしゃる方もいると思いますが、
実は……
あー!思い出したくない!!

はい、私、台詞飛んじゃったんですよー
完全に真っ白
さっぱり出て来ず
頭を抱えるほど
そして舞台上にはほぼ全員揃ってました。
みんなごめ~ん(涙)
本当に生きた心地がしないとはこのことですわ。

しかも最悪なのはDVD撮影の日であったこと…

しかしこれには原因がありまして。
これはショーへーの罠なんです!
私は奴にはめられたんですー

ハ~
DVDを観ていただければ、
バッチリばれるかと思われます(涙)
<みずき>

お話しの最後の方に、私が客席の花道のほうから出ていくシーンがあるのです。
で、その時白いパーカーを腰に巻いてるのですが、
たまたま巻かないで手に持ってたのです。

で、次の日逆の手に持ってたのです。
そしたら舞台上にいたミズキさんとタロウさんが後で俺に猛抗議したのです。

その後にも持たないで出たり、肩に掛けたり、しまいにゃ着て出ていきました。
そりゃもう猛抗議ですよ。むしろどのパターンでいこうか。みたいなノリでした。

そのせいでミズキさんがトチったらしいですけどね(笑
<しょうへい>

でむさんは
「その、とりの間に案内してください」
と言いたかったのでしょうに
「その、とるの間に案内してください」
になっちゃうし。

つぼは
「台風が去るまで部屋にこもってる」
と言いたかったのに
「台風が去るまで台風に…部屋にこもってる」
て言っちゃうし。

わたしはわたしで
「きのうの事件で女湯使えないんです」
て言ってたのに
「女湯に沈んでた日下部さんは」
て言うしまつ。

いやんなっちゃう。
<ちー>


【むじゃきのきは鬼のき】

当初はカメラ撮影はゲネプロに行われるはずでした。
そのゲネで…
船酔いの僕(先生)に編集担当のユカが水を渡すシーン。

しかし彼女は水を忘れてしまい…


カバンの中にあった「8×4」を僕に渡したのです。


船酔いに「8×4」?????

どうすることも出来ない僕は…ボロボロです。


あ~撮影しなくて良かった。
<おの>

鬼の祟りじゃ!

今回私は鬼の面を使い、お芝居をさせていただきましたが、
3日目にあることがおきました。

秘密の通路に鬼の面がかかっているのですが、
釘二つにワイヤーを引っ掛けてぶらさげていたんですねー。
ですから鬼の面の裏には釘が飛び出しているんですよ。
それを忘れて思いっきり顔に当ててしまい、
鬼の面で隠れている方の顔、リアルに泣いてました。

…痛かったです。鬼笑島なのに鬼に泣かされてしまいましたね…。
<だい>


【台詞をかくす。物をかくす。そして…】

今回は出トチリ被害に悩まされ続けたやよいです。
実は、それは本番前から始まってました。
なんだったら被害届を出してやろうかと思う程の頻度です。
何かの罰かと思う程のものでした。



場当たりです。
話中盤で、しおり・民絵・ハルが話しこんでいるときに不気味な物音が…
暗転後、次のシーンは棒を持って3人が板付で登場。
この暗転の間、私が隊長から棒3本を受け取り、
ゆかさんとちーさんに渡すという段取りだったんですが…、
探せども探せども隣にいるのはちーさんのみ。
ご存知の通りゆかさんはトリ目ですから、
別の方向へ行っちゃったんだと思って
ちーさんと二人で「どこ?どこ?」って探したんですが見つからず。
明転してわかりました。
ゆかさんはハケちゃってました。
この時は、場当たりで良かったって笑ってました。



ゲネです。
番頭さんが、箱崎先生としおりに鬼笑温泉の話をしている時に、
帳場から民絵と宿泊客の声が聞こえてくるシーン。
民絵「みなさーん、こちらですー」
宮部「トイレー」
久留米「こちらでーす」
という流れで上手袖で叫ぶんですが、この時は宮部(たつひろ)がいなかったんです。
私は先輩風吹かせて、彼を叱責してみました。



2日目です。
江住が温泉に向かった直後、
でむさん扮する火原が登場するはずだったんです。
が、でむさん出てこない。
仕方なく琢磨さんが続けます。
その台詞に私が応えます。
でも、でむさん出てこない。
仕方なくタロウさんが登場します。
それに琢磨さんが応えます。
やっぱり、でむさん出てこない
仕方なく琢磨さんが適当に場を繋ぎます。
ここでやっと出てきた!
もうもうもう、ヒヤヒヤものでした。

<やよい>

ジュリちゃん演じる江住が温泉に向かった後、
でむさんがすぐに入ってくるはずの場所で、
入ってこない!てこと がありました。

一生懸命、場を繋ごうとする琢磨さん。

慌てて早めに舞台に出てくるたろさん。
(たろさんはでむさんの後に出てくる予定でした)

お二人が時間を稼いで下さっても、それでも出てこないでむさん(;゜д゜)

ものすっごい緊張感が漂う舞台に、やっとでむさん登場!!

そして、終わった会話を蒸し返すセリフを言うでむさん……。

もーーーー!!!(T^T)
<ゆう子>

劇中で火原役のでむさんが登場してから
自分も登場するというシーンがありました

ですがある日、そのシーンででむさんが出てこない!

舞台上にいた琢磨さんは気づいていたようで
台詞をゆっくり喋っていたそうなんですが
結局、火原登場のタイミングでも

(どうしよう?出るべきか?
舞台上はピンチ、
でも俺が出てどうにかなるものか?
ええい!ままよ!)

と、出たはいいが自分の台詞は一言でしたので
大した時間稼ぎにはなってなかったなぁ…

出てきた以上は
もっと色々喋れば場がもって良かったんだよなぁ~、と後悔。

最終的にその場がどうやって収まったかはもはや記憶になく…

出てきたでむさんの声がすごく小さかったのは覚えています。
<たろう>

あの日私は確かに見た、戦場に向かう男の背中を・・・・。




幕裏で待機している私たちに突如押し寄せた緊張感、

一瞬の静寂後舞台上にいる琢磨さんが慌てだしたのである。

一体何が起きたのか?誰かが台詞を忘れたのか?

時間としては数秒だが、

役者たちにはこの数秒が永遠とも感じられるほどに長いのだ。

そんな状況を打破するべく一人の男が動いた!




太郎さんだ!




本来もう少し先のセリフをきっかけに登場するはずの太郎さんが動いたのである

舞台上に出る時見えた背中はまるで、戦場に向かう男の

死をも覚悟したようなそんな、頼もしくもどこか哀しい背中だった・・・。




ちなみに原因はでむさんの出トチリでしたー!!(´∀`)ノ




しかしあの時の太郎さんの背中は本当にカッコよかった!

「俺が何とかする!!」という無言の意気込みを感じさせる背中でした!!
<つぼ>

1幕です。

緊張の登場を終えひっこんだ後の僕は、すぐに裏方のお仕事をします。

その日は雨でした。

舞台は屋内設定なので、みんなは靴下状態。
舞台右側の花道のパンチ(カーペット)が濡れてしまうと、
みんなの足がドロドロになってしまう。

急きょ、敷物を被せてお客様を迎えました。

本番開始。

しまった!
終演後に敷物を被せる算段をしてなかった!!

僕は楽屋に戻ってきていた小野さんと
その打ち合わせをします。

出番?
そう、わたくし。
1幕にまだ出番があることをすっかり忘れていたのです。

どこからか声がします。
ちー「出村さんいいんですか?」

その声はとてもドライな感じ。

僕は心の中で、ちょっとイラッして思います。
「何がだよっ!こちらは打ち合わせでいそがしいのっ!
今話しておかないといけないんだから」

本当に今しなければいけないこと。

舞台にでることでした。。。

ああ、おそろしい。

<でむ>

3日目昼です。
カメラ撮影の日です。つまり事件・事故の特異日です。

シーンは後半
伊佐和が自殺したことを番頭さんから告げられ
暗転後、しおり・民絵・ハルがろうそくランプをつけて明転というところ。

この暗転の間、袖から用意してもらったランプを
ゆかさんが2個取ったあと、私が残りの1個をとって定位置に着くんですが、
なかなかランプが移動しない。

まぁいいやと思って自分の分を取って定位置に着いたんですが、
嫌な予感はずっとしてました。

ランプをつけて、それが現実だと実感したのです。

私とちーさんの間にいるはずのゆかさんがいないっっ!

悪夢再びです。よりによってDVDに残る回でです。

とりあえず、ゆかさんを抜かして台詞をしゃべります。
私はこの時、ゆかさんは楽屋に居てすぐ出てくるもんだと思ってました。
でも、ゆかさん出てきません。
仕方なくちーさんとアドリブで繋ぎます。
すると、やっとのことでゆかさん出てきました。

その後、流れは台本通りに戻りましたが、台詞には動揺が隠せませんでした。

後々になって、もっとこうやって繋げばよかったって後悔ばかりです。

終演後に琢磨さんから聞いたんですが、
あまりの動揺に私「番頭さん」を「神主さん」って言っちゃってたんですって。
全く自覚ないです。

未熟さ加減を実感です。
<やよい>

いつもよりゆっくりに感じる明転の中、
本番でこんなことが起こるなんて、と考えていました。

しおりがいなくて、民絵さんと2人。

しゃべってはみるけれど、
このままこのシーンを2人で乗り切れるのかな、と考えていました。

やよちゃんが、すでにいないはずの「神主さん」と言ってしまったのを
助けることもできず、
うまいことひとつも言えず、後悔です。

後のシーンでもおかしな台詞を言っちゃって、なんとも悲しい日でした。
<ちー>

前日、やってしまった者です。
今日の僕は目撃者です。

3場が終わりました。

幕後は必ず、
次の場へつながる3人娘のシーンがあります。

暗闇の中、太郎、ダイがささっと楽屋に戻ってきました。

もう1人。
ゆかがささっと楽屋に戻って、その勢いのまま消えていきました。

大きな違和感はありませんでした。
でもやけに印象的な走り去りでした。

そして3人娘のシーン。

ロウソクをもったちーとやよいが
迫真の演技をしているのが、幕袖からみえます。

ちーがなぜが、二つのロウソクをもっていて、
ひとつは点灯していません!

それを、さりげなくゆっくりと、
やよいとの会話の中で点灯させました。

「うまくつけられなかったのかぁ。残念。」
なんて思ってみていました。

でも、大きな違和感はありません。
ただ、やけに。。。

やけに二人は「みつめあったまま」
会話をしていました。

全然、どこにも顔を振らないのです。
とにかくみつめあっている2人でした。

そして、2人のテンションがやけにあがっていきます。

その絶頂で、やよいが叫びました。
「そういえば!!あの編集さんは??hjkl」

その瞬間。ゆかが舞台上にいないことに
僕は初めてきづきました。

するとみえないところから、
バタバタバタ!と足音がきこえてきて、
突然、ゆかがフレームイン!

「民絵さん!民絵さんが腰を抜かしたのってどこ??」
ああ、いかにも今推理してましたっていう台詞。

僕は一瞬、ゆかうまい!って思いました(笑)

でも、舞台上の2人からしたら、
まったくうまくなかったそうです(笑)

<でむ>
 

ゆかさんが謎解きをするシーンの前、
仲居さん達との会話の後、ゆかさんは楽屋を颯爽と走り抜けて行くのです。

その時は、楽屋にあまり人がいないはずなのです。

その日、ゆかさんが楽屋に走り込んできた時に、
何だか人がいっぱいいるなぁと思っていました。

楽屋を出て行くゆかさんをのんびりと見送っていると、
舞台上から仲居さん達の戸惑った会話が……。

ゆかさん、はけるの早かったんだ∑(OωO; )

私が気付いたのと同時くらいに、
ゆかさんが客席から駆け込んで来て、
無事にストーリーは進んでいったのでした 。

……それにしても、その場を繋いでいたちーさんとよいさん、すっごいです……。
<ゆう子>

そしてその回、出トチリ未遂もありました。

犯人はショーヘイさんです。

箱崎先生の推理のシーン。
最初の登場は水元と民絵です。

わりとすぐに出番なんで、捌けてすぐ袖にスタンバイするんですが、
ギリギリになってもショーヘイさん現れず。

正直、こう度重なると若干の憤りも感じていたわけで…

もう知らん!ショーヘイさんも出トチればいいんだ!って気になりまして、
私だけで紙袋持って出ようと思ったんですが、
かばん置き場を探せども紙袋が見つからない。
仕方なく(?)「ショーヘイさんは!?」って楽屋に向かって叫びました。
<やよい>


そして、ゆかは今回の件が
ホントにショックすぎて。。。

ノーコメントだそうです(笑)

生涯、最大ピンチと思える出トチリをした僕ですが、
まさか次の日に、ゆかがさらに記録、そして記憶を
ぬりかえてくれるなんて思ってもいませんでした。

ありがとうゆか!

<でむ>
【こりゃもう神隠し、というか鬼隠しです。おにってほんとうにいるのかもです。】


16回目は、サスペンスGAMBLEでした。
本編はもちろん楽屋も舞台も皆の心中もどきどきのサスペンスGAMBLEでした。
どうもありがとうございました。



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