5日間8公演もあれば
何かが起こってしまうものです。
楽屋でも、舞台でも。

そこには巻きこむ人がいて、
巻き込まれる人がいました。


2010年10月7日池袋
11thGAMBLE開演
初の交代
毎回、楽屋待機(楽屋番)と受付・場内整理等(表方)に別れるんですが、
今回初めて、トレードが行われました。

まず表方は優香!
理由はスタッフさんに場内整理の仕方がなってないとダメ出しされた為。
楽屋番は良美!
理由は初日の楽屋で緊張し過ぎてずっと『ウェッ、ウェッ』ってエズイてたので、
同じ楽屋に居た、小野さん・ちーに五月蝿くて邪魔だって言われた為!(¨;)

優香はまぁ、3日目からこっち(表方)に戻って、
しっかり表方の仕事をこなしていましたので、
良美を戻そうとしたら、
小野さん・ちーから『ヤメて!』と断固拒否されました。

結局こっちにいらない者が回ってきただけだった。。。(;´・`)

                                せいじ


良美ちゃんは大変な緊張しいでした。
早い呼吸と涙目で、広くはない楽屋をうろうろします。
何度もメイクを直しては、同じ楽屋組にすがりに来ます。

テンションひっくり返ったまま舞台に出た良美ちゃん、
散々だったのです。

そして。
ぎりぎりまで余計な緊張をしないように、
(楽屋をすっきり平穏に保つため)
翌日良美ちゃんは笑顔で場内係へと向かいました。

ごめんね、良美ちゃん。
でも、次の日の楽屋の空気は嘘のように澄んでいました。
これ本当。
                      ちー


初舞台にして、楽屋は個室?
今回初舞台の加藤 亮!
そんな彼に楽屋が与えられた!
しかも個室!!
いいなぁ〜、やるなぁ〜、
なんて皆に羨ましがられる亮君。

しかし本人はあまり嬉しそうじゃない。
それもそのはず。
だって楽屋に付いてる『トイレ』だから!!!

まぁ新人の洗礼だと思って、
トイレだけにこれからも踏ん張って頑張れ!(゜▽゜)

                    せいじ


狭い楽屋の為、ショーヘイと亮には、鏡前が与えられず、
空いている時に、鏡使え!的なポジションでした。

2人はなんとなく、トイレ前の洗面所を使用する流れに。

でも、他の人が水道を使用する時に、よける2人。

亮はいつのまにか、すぐ横のトイレの中に逃げる様に。

居心地がよかったのか、誰かにそそのかされたのか、
亮はそのまま、自分の荷物をトイレの中に置くように・・・w

トイレに入ってみると、ペーパー等を置くための棚に、
キレイに置かれた荷物や着替え。

便器の横にキレイに並べられた靴。

そこは、トイレとして使用したら、申し訳ないくらいに
整頓されており、劇団員のほとんどが、そのトイレを
使用しないまま、亮の個室となっていましたwww

入口に暖簾があったら、完璧だったなぁwww

                         でむ


今回かなり優秀でした。


太郎と並んで、汗っかきの瑞樹さんです。

走り回って動き回って、
いっつも、
いっっっっつも
搾れるんじゃないかって位びしゃびしゃになる衣装が
サラリと軽やかでした。


衣装部としては、かなり嬉しい出来事なんですが、
公演後にかけてある衣装をチェックする度に
『なんで!!?』と呟かずにはいられませんでした。(^_^;)

衣装替えが多かったからなのか、
シリアス担当でいつもより動きがハードじゃなかったのか。。


次回も是非、
優秀であって欲しいと切に願う衣装部・岡田さんです。(>_<)

                         ゆか





落ち着いた楽屋にはまったりとした時間が流れます。

小野さん「そう言えば集合写真撮ってないね」
   ちー「そうですね」
小野さん「よし、皆に伝えよう!」
   ちー「はい!」

楽屋には外と中で連絡できるよう、レシーバーがありました。
小野さんは芝居中同様、レシーバーを操作します。
押してしゃべります。

小野さん「楽屋です。至急誰かを寄越して下さい!」

とりたてて至急ではないですが、遊び心です。
でも、返事がありません。

小野さん「聞こえてないのかな」
   ちー「さびしいですね」

小野さんは気を取り直してまたレシーバーで呼びかけます。
押してしゃべります。

小野さん「応答願います。こちら525、生存者あり!」
   ちー「252じゃないですか?」
小野さん「そっか、こちら252、252。誰か応えてください!」

遊び心です。

そしてついに、
場内のレシーバー付き誠治さんが楽屋に来てくれました!



誠治さん「小野さん、レシーバーで話す時は自分が喋った後、
      ボタン離して下さい。
      でないと相手の声聞こえないでしょう」

小野さんはずっとレシーバーのボタンを押しっぱなしでした。
1人しゃべりっぱなしでした。
応答しないのはこちらの方でした。
軽く怒られちゃった楽屋組2人でした。
ごめんなさい。
でも楽しかったのです。
                         ちー


初事件の動揺
それは金曜の14時の回におこりました・・・

稽古でやっていた通り、そう、いつも通り進みます。
その瞬間までは・・・

突然セリフが頭から消えます。
違うセリフを言いながらなんとか思い出し、
何も無かったかのように進めます。

少ししてセリフのキーワードが出てきません。
なんとか次のセリフを言ってしまおうとするも
次のセリフも出てきません・・・

そんな私を良美ちゃんがフォローしてくれます。
ムリムリ続けてくれます・・・ホッとします。
頭の中ではひたすら必死にあやまります・・・「ごめんなさい」

そして隊長がさらにフォローしてくれます。隊長は
『二人は初対面だった!』
と言おうとしたら
『二人は初(はつ)体験・・・
いや初(しょ)体験だった・・・
いや!何を言ってるんだ!!』
と言ってしまいました。

少しはにかみながら楽屋に戻ってきた隊長は
「もう、誰のフォローもしない!!」
って・・・・本当にすいませんでした。。。
よりにもよって撮影が入っている回だったのに・・・
あれがDVDに残ってしまうんですね・・・

ごめんなさい!!!!!

                               ちか



ちかちゃんふんする、明石さんの登場2回目のシーン。

何かを言いたい明石さんですが、言葉が出てこない様子。
このままだと無言のシーンになってしまうと思った私は、
皆の了解を頂き(勝手にそう思った)助っ人に入りましたっ!

だがしかし、失敗に終わり、
それのフォローをしてくれた隊長が
とんでもない台詞を言ってしまいました!
しかし、
自分でその言葉を突っ込んで先に進んだ隊長はさすがでした!

                    よしみ



これって下ネタ?

カメラ撮影が入った慎重なステージです。

カミカミの…
トビトビの…
ボロボロの…
四苦八苦の舞台が続きます。

シーンは、明石さんに再度事情聴取をするところです。
明石さんがトチリ出し…
ノックダウン寸前のボクサーの様な目をしています。
このままでは、このシーンも崩壊かと思った瞬間です。
みどり君が明石さんのフォローに入り、
シーンを建て直しに掛かります。
しかし、その瞬間…みどり君が台詞がよれて来た様子です。
慌てた彼女は、いきなり「ねえ!警部?」
と大声で私に無茶振りをします。
しかしそこは百戦錬磨の私は
自分の台詞「二人は初対面だった」を使う事にします。

慎重に間を取り…私は言います。
だが口から出た私の台詞は
「二人は
初体験(しょたいけん)だった」です。


慌てた私は、直ぐに言い直します。
すると口から出た台詞は
「二人は
ハツ体験だった」



そして「私は何を言ってるんだ?」
それから一呼吸して
「二人は初対面だった」と
ハッキリ言います。



その場をアドリブで交わそうと思った私の台詞は
「初体験」と云う言葉ばかりでした。
つまり私のアドリブのボキャブラリーは…下ネタしかないってこと?

この会話で進行が止まったタイムは、15秒でした。

                                おの



僕にとってはこの公演が初舞台だったんで、
めちゃめちゃ緊張しましたね(>_<)

特に初日は心臓飛び出しそうなぐらい緊張してました!
↑ちょっと大袈裟ですけど、かなり緊張したって事です!!

でも、ステージに立ったら緊張とかそんなのなくて、
心からお芝居楽しいって思いました(^o^)

                           りょう



近藤さん、暗転での移動があるんです。
稽古場でやってるのとはやっぱり違う!!!
こんなに暗転が暗いなんて!!

座る箱に目印で小さな光るシールを貼って頂いたんですが、
初日に3番目に座る箱に貼ってあった筈の目印が無い!!!(゜□゜;;
もぅ何も見えません。

取りあえず、箱があるだろう所まで恐る恐る歩き、
照明が付くまで立ってました。
無理に座って箱が無くて体育座りで照明が付いたり、
運良く座れても
箱の端っこで「ドシン!」と滑り落ちるのも怖くって
「ならば立つ!!」
と。

終わった後、他の隊員に話したら
「そういえば、目印が落ちてるのを見たよ」
と聞き、次の日早速貼り直して貰いました。

初日、一度だけ立ってた近藤さんでした。とほ。

                            あず 

今回のゆかの頑張りどころは
誠治さん扮する樹杉をアイちゃんが一喝するキックですね。

稽古の段階では、言葉だけで威圧しねじ伏せる予定だったんですが、
いかんせん優香が弱い!威圧感ない!
ってことでキックに変更。

でも、人蹴ったことなんてありませんから!!!

殺陣の授業は専門時代にちょっとだけやったことあるけど。。
覚えてないよ〜。。(>_<)

ということで、K-1仕込みのコツを伝授してもらい頑張りましたよ!!

本番に入ってからも、
蹴る位置と高さ、向きを何度も確認してリハーサルを重ねてました。
その度に蹴るから誠治さんのおしりが腫れてなかったか心配です(>_<)

                             ゆか



舞台に向かって右から左へ、舞台下を何度となく移動します。
はいはいで、時にゆっくり時にせわしなく移動します。

ゆっくりだろうとせわしなくだろうと、左へ向かう曲がり角、
迎えてくれるのは壁に背を預けて立っているフランスパンです。

出番のない時は、
いい匂いを振りまいてじっと佇んでいました。

ちょっと食べてみたかったなぁ。

                         ちー


2次事件の沈黙
まさに油断です

公演も残り僅か2ステージ目でした。
OPPのシーンです。私は真ん中正面向き。
粟生君は後方下手正面向き。みどり君は後方上手正面向き。
3人はレシーバーで別の場所から話をしてる舞台上の設定です。
つまり私達は、目を合わせる事なく芝居をせねばなりません。

すると会話途中で台詞が止まります。
何が起こったか解らない…私は沈黙を避けます。
「もしもし…どうした?」
沈黙です。私は沈黙を避けレシーバーに話し掛けます。
「どうした?なにか言ってくれ?」
しかし沈黙です。私は話し掛けます。
「なにがあった?なにがあったか言ってくれ!」
まだ沈黙です。私は再び話し掛けます。
「どうした?落ち着きたまえ!落ち着いて話そうか?」
それでも沈黙です。私は言います。
「いいか?距離とか風のことを話そうじゃないか?」
再び沈黙です。私は不安です。
「おい?二人ともいるのか?」
頑なに沈黙です。私は笑っちゃいます。
「もしもし…どうしたんだ?」
すると粟生君が「はい」と言って…黙ります。



「おいおい!それだけ?」と私はコケます。
そこでみどり君が「風が吹きました」とシドロモドロで話始めます。
そしてユックリと立て直しますが…その後は、ぎこちないシーンとなりましたとさ。

この会話が進行しなかったタイム。私の感では5分はあったかな?
さて失敗したのは、粟生君?みどり君?さぁどっち?

                                   おの
何より印象的だったのは、
しょーへーさんが
突然アドリブ言ったかと思ったら、
その後無言になった無線のシーンです!

ビッッックリしました!
何が起きたのか全く分からず、
スッゴくテンパりました!!

でも私かしょーへーさんが
何か言わなくては進まないこのシーン。
必死だった私は、
みどりではなく、良美になっていたそうです!

やっとの思いで楽屋に戻ってこれた時は、
ホッとしました〜!
楽屋でちーちゃんが抱き着いて
『良美ちゃんは悪くない』
と言ってくれたのに、癒されました!

  よしみ
今回は平和に終わるかなーとか思ってたら
まさか舞台上でやらかしました!!

ヨシミさんが台詞を言うところを
俺が早めに
「大丈夫ですか!」
っていってしまったもんだから・・・
俺がその後の台詞が完全にぬけてしまい、
ヨシミさんがテンパり。

小野さんが助けてくれるも
あわあわしながら進んでいました。

その瞬間俺は
(次の台詞だれだろー)
とか思ってました。


ホント・・・すんません!!!

  しょうへい

銃撃事件から8年後。
捜査課が、現場で事件の再現をするシーンです。
(OPPのシーンです)

テンパっていた3人の証言。
楽屋からはこんな流れできこえました。


僕は楽屋です。
流れよく進んでいるなぁと気にしていなかったら、
「・・・・・・・・もしもし?どうした??」
と小野さんの声が聞こえてきます。

あれ?

「・・・・・・・もしもし?何かあったか??}

あれれ?
舞台からは、小野さんの声しか聞こえてきません。

よしみかしょーへいがやっちゃったなぁ〜と、
楽屋は、あせるような、でも笑っちゃいそうな雰囲気です。
(まぁ、なんとかするだろうという信頼感ですw)

その後も小野さんの必死の呼びかけが続きます。

おっと?これは本格的にヤバイかな?と台本を探そうとします。

すると、よしみが応えました!
小野「もしもし!!??」
よしみ「っは、はい!!」

シー------ン

小野「もしもし!何か言ってくれ!!!」
よしみ「っっっはいっ!!!!」

シー------------ン

小野さんが、若干困った声で、後ろの2人に呼びかけますが、
良美が必死に返事したあと、セリフが返ってきません。

更に、しょーへいが、「大丈夫ですか??」とアドリブを入れました。
完全に良美のセリフ忘れの雰囲気となります。

そして、良美がシドロモドロでセリフを言って、
なんとか小野さんがシーンを元の流れに戻しました。

このシーンの犯人は・・・。
しょーへい!!!

一番の被害者は、小野さんの呼びかけにとりあえず必死に応えた
良美でしたwww

                          でむ


今回、公安課のシーンでの
衣装の早替えは大変でしたね(^^;)

出番のない人も着替えを手伝います!!
仕事人への早替えは時間との勝負です(*_*)

加賀見さんのお手伝いを
あづと二人でやります。

稽古で何度も失敗します(-.-;)
樹杉さんも着替えます!
目標は樹杉さんに負けないこと!!

稽古やゲネでは上手くいかなかったけど
本番では
無事に着替えることができましたo(^-^)o
毎回ドキドキしながら、
間に合うたびにホッとしてました。

 ちか
仕事人早替え班
(早替えしたい→させたい)は、

出村さん→ちかちゃん・あず
誠治さん→しょうへい・良美ちゃん
ゆかさん→ちー
の組み合わせでした。

稽古中から特訓をしてきた出村さん班は、
無事成功です。

公演が始まってから組んだゆかさん班は、
時間の余裕もあったことから難なく成功です。

同じく公演中に組んだ誠治さん班は、
靴紐が固結びになる、
作務衣の袖は通らない等、
早替えられない残念班でした。

 ちー
渉平は相変わらず
今回の渉平は本番中、
色んな人の小道具や衣装を片付け準備するんで大忙しでした!

しかしある日の本番中、俺の羽織り(土佐旛)が無く大慌て!
何処だ何処だと探してる間に、出番が近づく!!
ようやく化粧前の下にあるのを見つけ、
いざ楽屋と反対側の袖に行ってみると、
今度は有るはずの刀が無い!!!
また戻り、出番の終わった渉平に伝えてまた袖に戻り、
こうなったら刀無しで行こうと思った瞬間、
ちーが刀を渡してくれました。

後で話を聞いたら、
昼間の公演中に袴しか片付けてなく、
後は全部、俺の化粧前の下に落としっぱなしだったそうです。

そしてもう一カ所、
小道具を毎回(8ステージ全部)受け取らない場所が在ったね。

まぁ今回もやってくれた渉平君に幸あれ(▼_▼メ)

                            せいじ


幸福の昼食
公演中のちょっとうれしいこと。
それは本番につけ麺を食べに行った時です。

自分と音響の神保さん、そして若手二人の四人で行ったんですが、
そもそもは若手二人ならすごい食べられるんじゃないか
というチャレンジ企画の見届け人としていったんです。

若手は五玉(約900g)と七玉(約1300g)
自分は普通にご飯のつもりで四玉を食べたんです。

食べ終わったら店員さんがビックリしてるんです。
「四玉を五分で食べきったのはすごい!」
どうやらかなりのスピードだったみたいです(エッヘン)

まー芝居関係ないんですけどね(汗)

                            みずき

休憩時間は皆、近くのお店に行ったり
コンビニでご飯を買ってきたりして
お腹を満たしてます。

ある日のみずきさん、
何とラーメン屋で
4玉を5分で食べて来たんですよ!!!((゜Д゜ll))

一人前一分位で食べちゃう!!激しいです。

何食わぬ顔で戻ってきて、
それを聞いた時にはド肝抜かれました。

どんだけですか!!

食べるの早いし食べた量も凄いし!!

一曲終わる間に4人前って。

このエピソード、
その日の公演でみどりちゃん(良美さん)が
岡村さんの最後の登場シーンでも喋ってました。

 あず
シアターグリーンの近くに
梅もとというラーメン屋がありまして。
そこは大盛りが目玉のラーメン屋さんでして。
前回公演の時も
みなさんお世話になったみたいで(笑)

で。
スタッフさんの神保さんが
「5玉以上ならおごってあげるよ」
というお言葉がありまして
完全にフードファイトをしにいきました!

結果は・・20分くらいでなんとか完食!!!
いやぁ、大変だった・・・。

その後劇場に戻った後、
満腹のために
セイジさんの小道具等をそろえ忘れ
本番中にわたわたしてしまったという裏話が・・・

ホントすいません!!!

ちなみにりょーちんは、なぜか7玉を
喰う羽目になって、途中でギブアップしたことを、
みんなにいじられまくってました(笑)

ドンマイりょーちん。

  しょうへい

りょうくんが、過去にちょっと荒々しく、おてんばだったらしい事が発覚。
(りょうくんのお客様(後輩)が、りょうくん丸くなりましたねぇと言っていた)
ある日の昼公演後から
「ジャックナイフ」と呼ばれ、皆から一目置かれるようになりました。

ジャックナイフは若さにものを言わせて、つけ麺七玉に挑戦しました。

負けました。

その日の夜公演から
「弱ナイフ」と呼ばれ、皆から愛されるようになりました。

りょうくんはいい人です。

                               ちー
捕まった岡村(みずき)の事を、アイ(優香)に説明するみどり(良美)。

舞台からの去り際に、岡村が常識とは離れていることを一言いうことに
なっていて、ほぼ日替わりだったんです。
もちろん、良美が考えるのですが、実際の事を言った方がおもしろい
と思った良美は、みずきのリアル大食い伝説を毎回叫んでいきます。

ある日なんかは、「普通じゃないです!だってハンバーグ弁当大盛を
1回で食べきるんです!!」と普通の事をのたまって、
凹んで楽屋に戻って来たことがありました。

ある日のこと、劇場の近くにある、つけめんの梅もとに、
みずきとしょーへいと亮と音響の神保さんが行きました。

若い2人の大食いを見学にいったはずのみずきでしたが、
4玉の大盛つけめんをわずか5分で完食し、主役の2人を完全に喰ったw
というエピソードが!!

これは、当然ネタにするべきと良美は、その日のセリフ決定。
セリフも見事に決まり、お客様の笑い声。
さらに小野さんが「実話なんです」と、拾う。

完璧な流れ!
更に、その後登場のみずきが、それを拾ったのです。

そこに大きな落とし穴が・・・。

その後、カツ丼大盛のくだりを話さなければいけないのに、
完全に繋がらなくなってしまったのです。

そのシーンが終わり、がっくりとしながらみずきは楽屋に戻ってきましたとさ。

                         でむ



自分は今回の芝居では、コメディ要素が少なかったんです。

でもやはりそこは虫がうずくと言いますか、
遊び心が出ちゃうんですな(汗)

みんながお客様にウケてるとうらやましいじゃないですかー
で、いきなりアドリブ入れちゃったんです。

「酒より飯がいい」を「酒より麺がいい」に変えたんです。
前のシーンのセリフを拾ったですよ。
まーそれはなんとなくうまくいったんですが、
でもセリフ的に前後がつながらなくでボロボロ…
隊長に平謝りしました(汗)

いや〜改めて、
欲出してよけいなことしちゃだめだなと反省しました(トホホ)

                            みずき


私の出番の最後は
ちーちゃんとよしみちゃんと同じ服で登場します!
偶然同じ服を着てしまうという大事なシーンです!!

稽古では衣装をつけていなかったのですが、
いざ本番に同じ服で登場すると新鮮に驚きます(*_*)

そしてついつい顔があった瞬間
大きな声をあげてしまいましたf^_^;
ほぼ毎回(-.-;)

あんなにお客さんに喜んでもらえるなんて
思っていなかったのでうれしくなりました。
ちーちゃん、毎回驚かせてごめんなさいm(__)m

                   ちか
いつかやるだろうと思っていた、
みどりが大城さんに内臓を説明するシーンです。

本番入って好調だったので、油断したら、
訳が分からなくなり、とりあえず出た言葉が

『食べすぎて胃が!
そして食べすぎて腎臓が!
甘いもので膵臓が弱っている』

でした…。

自分が信じられなくなりました。

                 よしみ


公演がはじまって3日目ぐらいでした。
ちーさん演じる黒川恵美に声をかけるシーンがあったんですけど、

僕が台詞で本当は
「芝居なんかは年に何回ぐらい観るのかな」
って言わなくちゃいけないんですけど、間違えて
「芝居なんかは年に何枚ぐらい観るのかな」
と、訳の分からない事を言ってしまったんですよ!

そこで、すかさずちーさんがうまくフォローしてくれて、
なんとかそのシーンを終わらせたんですよ!
その時のフォローしてくれたちーさんが、半端なくカッコよくて
すげー尊敬しましたo(^o^)o

                             りょう

ゾンビにやく・みつるに柴田りえ

今回初舞台の梓。
本番が始まり、受付の所のモニターを観てると段々顔が蒼くなっていく!
その顔はまさにゾンビになってしまったの!?って言うくらい凄かった。

その後に受付にくるのが渉平。
ハンチングを被り、眼鏡をしてきた顔はやく・みつるそっくり!
後はヒゲを付ければパーフェクト!!

最後に受付に登場はちか。
その髪型、眼鏡、メイクの仕方、どれをとっても柴田りえそのもの!!

お前達、俺を笑わせにわざとやってるの。\(^^:;)

                               せいじ


楽日の驚愕
デムさんふんするカガミさんが早口でまくし立てる最初のシーン。

突然場内が無音になり、ビッッックリしました!
デムさんを見ると、喋ってはないのですが、口がパクパクしていたのです!

心の中で『デムさんなら大丈夫!頑張って』と信じて応援していました!

                              よしみ
これが傲慢です

最終日です。開演前に公安部長が楽屋で言います。
「今回の公演は、自分で言うのも何ですが…多少カミましたが、
ミスらしいミスはないんです。凄く良い流れで来ましたよ。
こんなに順調で調子の良い舞台は始めてかな?
ワッハッハッハ!(大笑い)」
聞いていたのは私だけでしたが…

そして千秋楽の幕が開き…公安部長登場です!
御自分で仰るだけあって、順調な公安部長です。
しかし!いきなり!突然!何の前振りも無く!
…公安部長の台詞が停まります!
私とみどり君は…「やってしまった!」と直ぐに思います。
また歩きながら話していた部長は…歩みを止めません。
しかし台詞は…停まってます。
口をパクパクして…歩いています。
そして左手を腰に…右手は何かを出そうとクルクルくるくる回してます。
しかし台詞が出ません。また歩く場所が無くなり…後戻りする部長です。

そして彼は、一瞬何かを思い出したようにハッとします。
「やった!」と思い…前に乗り出す私とみどり君です。
しかし彼は、違ったという身振りで口をパクパクしてます。
コケル…私達2人です。
口も歩みも停まれば助けられますが…彼はパクパクしています。

やがて彼は、或る単語を思い出し…芝居は続きます。
この会話が進行しなかったタイム。私の感では2分はあったかな?

その後の公安部長は、威厳のいの字もありませんでした。
そして彼の過去の公演の中で、一番順調じゃなかった今回の公演でしたね。

                                       おの




今回は、今までの中で、一番安定した公演でした。

初日、緊張多し。若干セリフを置きにいく時や、
たっぷりやりすぎたが、意識して修正していけた。

2日目、誠治がセリフを大きくとばしたりして、パニックになりえる
シーンがあったが、こちらは落ち着いて対処。ふふ、ピース!

3日目、稽古中あれだけ苦手だった部分のセリフも、
今のところ、しっかり出てる。いいぞ!

4日目、今公演で、自分の中では最高の出来。
他のシーンで、セリフ忘れのアクシデントが!くわばらくわばら。

そして楽日。
あまりにも、安定した今回の自分を、小野さんに報告(フラグ)
イチローの如く、
今日も同じ事を新鮮に繰り返すだけだと自分に言いきかせる(フラグ)
稽古中苦手だったセリフをクリア!!やった!!

良美がいつもどおりセリフを返してきた。
あとは、苦手ではない、いつもどおりセリフを言うだけだ。
「その、ハルマゲ・・・・・・ど・・・ん・・・」

《あれ?俺、いま、2つ先のセリフを言おうとした・・・よな・・・?》
《よしみのセリフに対して、答えになってないな・・・・?》

そんな事が、一瞬の内に頭の中で回ります。
きづくと、僕は完全にセリフが止まっていました。

ビックリした顔をしてこちらをみる、小野さんと良美。

《僕の役の立場から、絶対に助けられてはいけない!》
と、必死に、正しい流れに戻そうと試みます。

一瞬、言いたかった事を思い出しそうになった瞬間、
セリフは羽が生えた鳥の様に、
僕の前から飛んでいきます。
気の利いたアドリブも思いつきません。

そして、いいたかったと思われるワードを、ポツ、ポツっと呟きます。
小野さんとよしみが、一言一言に反応します。
そして、なんとか、繋がってシーンは先に進みました。

そこから先は、とにかく、恥ずかしくて恥ずかしくて。
もう、何のセリフを言っても、威厳がありません・・・。

とにかく、早く楽屋に戻りたい。
そんな気持ちでした。

                               でむ









2010年10月11日池袋
11thGAMBLE閉演


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