-10th.GAMBLE稽古場での出来事-



今回のお芝居の稽古をはじめたころ、
ゆかちゃん演じる久須美の地位の説明をするとき
隊長から出た言葉は
『検事につく事務官は料理で例えると
おしぼりの袋だ!』
と言ったことは衝撃的でした。
                         ちか
優香さんは事務官。
私は検察官。
事務官は検察官より立場が下。
なのにどうしても普段の関係が出てしまう2人に、
小野さんは例えをくれました。

お客さんに出される料理と
お客さんの前にも出ずに
捨てられるおしぼりの袋に。


で、とうとう
「あなたぐらいの立場の人間なら5秒でとばされるわね」
の台詞が
「あなたぐらいの立場の人間なら5秒で
捨てられるわね」
と言ってしまいました。
ごめんなさい、優香さん・・。
                         ちー


外部への客演の為、参加が3週間ほど遅れました。
っで、ボク的稽古初日。

え?ええ?えええ?
な、なにこの速さっ!?

4月の公演後、2つほど客演していた僕は、すっかりチャッターの
テンポを忘れていたのです。

一応、外に出ている時も、チャッターでやってきたテンポを
できる限り使ってやろうとやってきたつもりでした。

んが。
んがしかし。

速い。
速いよ!!

ついていけーなーーーいっ!!
チャッターのテンポに改めてびっくりした・・・って話。

でむ
そのせいでしょうか、でむらさんは
「国家機密(こっかきみつ)」

こっ、っかき、かきみつ
と言い、

「墓碑銘(ぼひめい)」

いぼひ
と言い、

挙句
「東京地検雑司ヶ谷支部!」

「東京地検
阿佐ヶ谷支部!」
と。



きっと久しぶりのチャッターだったから・・・こんな事に。


その影響は他にも・・・
誰かが噛むと、連鎖反応する稽古。
珍しくミズキさんが噛んだと思ったら、
次の台詞のゆかちゃんが一文で2回くらい噛んで
グズグズになったのにチョー笑えた(笑)

                         良美 



小道具にもわけありです。
ある通し稽古の直前、「(バキッ!)うわ!!」という瑞樹さんの声がしました。
ふと見ると手には優子(黒沢夫人)の小道具である、
トイレのつまりを解消させる道具が握られていて、
柄が見事に折れてました(笑)!
壁にくっつけて引っ張ったら折れたようです(笑)

瑞樹さんがとても申し訳なさそうに
「ごめん!もも!同じ物買ってくるよ!本当ごめん!」
と必死で謝って下さった姿が忘れられません(^^ゞ
なんと言っても100円均一の商品ですし、
折れたのをガムテープでくっつけて使用した方が、味が出て良さそうだという事で
本番もそのまま使わせて頂きました☆

                                              もも
今回の舞台、僕は黒電話を持つ事になりました。
しかしその時黒電話が小道具として用意出来ていなかった為、
代わりの物を持つ事に。
そこで、稽古前にでむさんが黒いセロテープ台で代用する事を提案しました。
いざ、稽古が始まり、黒いセロテープ台を片手に出てみたら、
代用品としてテープ台を持つことを聞いてなかった小野さんが
お前何持ってんだ?と大笑い!
皆もつられて、僕もつられて笑ってしまって稽古にならなかったです…。

な〜んてことがありました。
                                       太郎



苦労のシーンです
台本にこう書いてあった。

----戦隊物のように構える・・・我らが検察レンジャー隊!

そして、キメのセリフにもカッコ書きで、

----(多分、音楽も明かりも盛り上がるはず・・・)

なんだ?このシーン??何が起きてるの?
というのが、ファーストインプレッションでしたw

それからは、みずき、ちーと話し合いで、試行錯誤の連続。
西村誠治振付による、ジャスチャー振付は、かなりおもしろかった。

でも、かっこよくないと演出から一蹴。

動きをたくさん加えた第二案。
おもしろおかしくかっこよくつくったつもりでした。

もっと、こうビッと決まってほしいとやはり却下。
更に試行錯誤を加え、第三案、第四案と次々却下。
苦労を乗り越え本番のものになりました。

いやぁ、苦労した。

ちなみに、演出の横でかっこいい悪いをジャッジをしていたのは
岡田隊員でしたwww

                               でむ
今回の芝居で一番悩んだのは、検事戦隊ですかね(笑)
まー戦隊物に見えなかったかもしれませんが(汗)
結構3人で試行錯誤しました。
意見を出し合ったり、
ヒーローを見たり、
振り付け師につけてもらったり(セージ先生です)
先生はまるでジェスチャーゲームのような振り付けをしてくれました。
(私、なんか食べてたりした)

やはり見るのとやるのとは大違い(あたりまえですよね)
しかも、私の場合、ヒーロー系にはなんないんですな
だからかなりドキドキで本番を迎えたんです。

そしたら初日の本番で最後の型を取ったときに、客席から大きな拍手が!?
いやーありがたかったです(笑)
でも、その後の本番は拍手に、ちょっと期待しちゃうんですな。
いかんですよね。

いやホント悩みましたからね〜
あの3人での稽古場ダンス…
そのとき思ったんですが、

やはりチー隊員は、動きが時代劇っぽいですな(笑)

そして出村隊員は……

稽古場での動きは個人的に好きなんですが………

まーそうゆう紆余曲折を稽古場で過ごして出来たのが、
あの完成系!!
あれはあれで、ありってことでお願いします(汗)
                                       みずき
何だか大変でした。検事戦隊は。

誠治さんは
「かっこいい」をたくさん教えてくれました。


優香さんは
自分がやりたくて目がきらきらしてました。


初めはあんなだった検事レンジャーが
本番までに随分成長したと思います。
合わないこともありました。
落ちたこともありました。

いろいろあって、
我等東京地検雑司ヶ谷支部黒沢班、
見事(?)決まりました☆
                    ちー
検事3人が戦隊物のようにポーズを決めるシーンがあるのですが、
私は特に、
前半のうまくいかないバージョンのくだりが好きでした。

本番でやった型になる前の動きがアクロバティックで、
ちーさんが下手から上手へ前転で移動し、
みずきさんが上手から下手へ側転で移動するという迫力ある動き。
が、舞台上はここまでというラインを超えていたので、
明らかに落ちてしまう動き!
ちょっとハラハラしながら見てました(笑)

この型は残念ながらお蔵入りになりましたけど・・・。
                                 もも



ピザピザザピザ〜」の優子の下り。
たっぷりやるモモちゃんを急かすために、
でむさんに「15秒でやって」と言われ、マッハでやり切ったモモちゃん♪
それだけでも、いつもと違うテンションで笑えたけど、
インターフォンで「はーい」と応えた瞬間、真顔になったギャップがチョー笑えた!
                                         良美
ももちゃんは必死です。
なんとはなしに立ち位置がギャグ担当(笑
そのために後半は特殊な稽古が多かったですね。
コケのタイミングやらボケるタイミングとか。
芝居・・・?
いやいや・・・それがチャッターですから!
                    渉平

自分、とりあえず二回ほど転ぶシーンがあるのですが。
とにかく全力でこけてみようと。そう思うわけですよ。
で、こける。膝をうつ。さらにこける。膝をうつ。
またもやこける。膝をうつ。上乗せでこける。膝をうつ。
気がつけばジャージの膝が赤黒く変色していましたwww
いやほんと、ビックリですよねw
                    渉平
えー、キャラ的に騒がしいキャラっつーことだったので、大変でした。
うざがられないといけない、と。
・・・なかなか最初はわからなかったですねぇ。
ミズキさんには
普段からウザイって言われてるんですけどねorz
                    渉平
渉平も必死です。
はじめて浅野さんのシーンをやったとき、
大内と毛利に対する態度の変化は本当に大爆笑!
さらに衣装をつけたとき、
涙がでるくらい笑いました!
みずきさん、素敵すぎますo(^-^)o
                         ちか
みずきさんは愉快です。
「あっ、立山検事。おはようございます」の台詞で、
天然キャラちーちゃんが、
「あっ、ゲロゲーロ。間違った。おはようございます」
と満面の笑みで芝居をした時、めちゃくちゃ笑いました!
しかも本番で採用になったしね♪
そうして生まれた台詞だったんですょ!
                          良美
ちーちゃんはある意味天才です。
電話をしながら客席を横にナメて…という演出の希望で稽古をしている時、
正確には覚えてないのですが、
「はい、ご安心下さい。星井先生。ナメるの忘れた」
と言って袖に引っ込んだ芝居をしたタロちゃん。

一瞬、そんな台詞あったっけ?と皆で騙されました(笑)
                                           良美
今回もろもろの理由で太郎ちゃんの参加が後半に集中してたんですが、
やっぱり太郎の独特な空気ってスゴイ!(笑)

ムードメーカーという言葉がまさにぴったりな太郎です。

ラストシーン。
太郎が電話で裏取引の話をしてるのを検事チームが見上げてるシーンですね。

このシーンの稽古中。

笑撃が走りました。


電話してるハズの太郎。
何故か手にはセロハンテープの台座を持ちながら真顔で乾いた笑いを。。

瞬間的に全員が顔を背けて肩をゆらしました。

そこからは何とか戻ろうと深呼吸しては太郎を見て吹き出すの繰り返し。。(笑)

もう無理でした。

絶妙なカミっぷりとか、
セリフ間違えた時にオンで『あ、ちげぇな』とか反則技のオンパレード(笑)

や〜め〜て〜〜。(>_<)


結局、最後の最後の稽古までなんだかんだで笑いはやみませんでした。

次回も是非笑いを届けて欲しいですね。(笑)

                                          ゆか
太郎はやっぱり太郎です。


台詞を覚えるのが早い人、そうでない人、どちらが先に覚えるか競う人達、様々です。
稽古が進むにつれ、台本を離す人が1人、また1人と出てきます。

やがて全員が意を決して台本を離しました。
そしてこんな事が起きました。
自分の最初のセリフ。
宝くじが一番違いで外れたっていう内容なんです。
ええ、それだけなんです。

っで、「末尾が2番違い」「末尾7番が一等一億円」「僕のは末尾9番」
って、ワードなんですけど。
どうしても、「末尾」を「下1桁」って言いたくなっちゃうです。

あれ?って思っているうちに、セリフがおかしくなってきます。
「下2桁…が違う?」「下1桁が7番が1等1億円」「僕のは下2…ん?下…?ん」

「下○桁」っていってしまうことで、数字が増えてしまって何がなんだか
わからなくなっちゃったんですね…orz

僕の後に出てくる、みずきとちーは、これにダメージを受けてしまうらしく、
何度も、でむちゃん頼むよ〜でむさんお願いしますよ〜と言われました。

とりあえず本番はうまくいってよかったけど、
最初のセリフが鬼門って、つらいね!(てへ)
                                       でむ
台本を離した時、プロンプは大事な役割です。
小野さんの代役をやる事が多かった優香さんは、
とうとう
台本無しのプロンプを!!
(本役よりも)きっちりしっかり台詞を覚えていたのです。
恐るべし代役!

             ちー
岡田の台詞「そのときの出勤は、アルバイト店員が2名です。」
小野の台詞「だが、1名は裏で
荷出しを。」

この「荷出し」が…絶対に出なかった私です。

「だが、1名は裏で
荷作りを。」
「だが、1名は裏で
荷解きを。」
「だが、1名は裏で
穴掘りを。」

もしかしたら、稽古では一回も正確に言えなかったかもです。
ですから、このシーンをカットしました。
…隊長権限を使用したのです!
                                        おの
治さんもありました。

大石さんと吉良邸を訪ねた時です。
「拙者、赤穂藩浪士・毛利小平太。
播州赤穂藩筆頭家老・
大石内蔵助殿を連れ参った」
と言いたいのに
「拙者、赤穂藩浪士・毛利小平太。
播州赤穂藩筆頭家老・
毛利小平太を連れ参った」


さて、大石さんはどこに?

       ちー
本当の台詞は
「へーえ。
預言者みたいじゃないか。」

稽古で言ったのは
「へーえ。
陶芸家みたいじゃないか。」

あまりの違いに…赤面状態の僕です。
あまりの違いに…恥ずかしかった僕です。
あまりの違いに…かなり落ち込んだ僕です
                おの



苦労のシーンその2です
今回マシュマロキャッチのシーンがございまして。
もうこれは練習に練習です。
稽古場に来れば誰かにマシュマロを投げてもらってキャッチ。
ほぼ毎回一袋あけてましたよ。

そんな時に事件は起きました。

調子に乗って何個まで口に入れられるか!という実験を始めたわけなんですが。
4個。いける。
5個。キャッチしにくい。

6個。お、やばい。
7個・・・キツ・・・
「ブハァッ!!」


キャッチしようと口を少し広げたその瞬間、

口いっぱいのマシュマロがとうとう噴射されました。
周りには小さな白いモノが・・・。
まさに少し早い雪景色と化しました!!
(スイマセンデシタm-_-m)
                                           渉平
マシュマロキャッチの練習はすさまじかったですね(*_*)
渉平さんの口は頬袋ができたのではないでしょうか?
                                            ちか
渉平がマシュマロを口でキャッチするシーン。
これって、見た目派手じゃないし、なんとなく簡単にできそうですよね。

でもね、一度やってみてください。
めっちゃめちゃ、難しいんです。

毎日毎日、一袋をノルマとして積み重ね、
なんとか見せられるところまでになりました。

戦隊と違って派手じゃないけど、かなり努力したシーンだったと思います。
よくがんばったよ!みずきとショーヘイ!
                                        でむ

さてさて、なんやかやで稽古は終わり・・・
果たして本番は?
総理大臣公邸 楽屋日記へ続く。


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